ここ数ヶ月、息子が「フィジェット・ハンドスピナーが欲しい」と叫んでいました。
「だってみんな持っているんだもん!」
やれやれ、またか。みんなが持っているからって、息子よ、キミも持つ必要なんてまったく無いんだけれどね……。とはいえ、まだ10歳児、同じものが欲しい心理はよく分かります。
日本でもここ数週間でかなりの記事がネットに上がっていますね。
余談ですが、英語ではフィジェットスピナーと呼ばれています。どうして日本では『フィジェット・ハンドスピナー/ハンドスピナー』と呼ばれるようになったのかな、と考えたのですが、フィジェットだけでは意味がわからない上に、手(Hand)を使うからのでしょうね。
そもそもフィジェットとは、どんな意味?
英語のFidgetの意味を調べてみると「そわそわする」「いじくり回す」(英辞郎on the webより)。息子に言わせると「落ち着きがない」だそうです。
「落ち着きがないスピナー」?
どうしてそんな名前がついたのでしょう?
ウィキペディアを読んでみたら
あら、ストレス発散おもちゃって堂々と書かれています!
元々は筋無力症の子供たちに開発されたいうことですが、と同時にADHD(注意欠陥・多動性障害)、自閉症や不安神経症の人達の「落ち着きのなさ」を解決するためにも一役買っているとのことです。
ただ回すだけで落ち着きがない、集中力に欠ける子供たちの集中力が向上するのでしょうかね?
学校で禁止になるってどういうことですか?
その話を聞いたときは「なんでそんなことに?」と思ったのですが、確かに「回すこと」に夢中になりすぎてぜんぜん人の話を聞けなくなっているのでは? と思いました、息子を見て。本人は「聞いているよ!」と言っていますが、本当かな、疑わしい。
人の話を聞くときは、その人の目を見よ!と教わった私としては非常に納得がいきません。
それでも楽しいのは間違いない。
幼い時から「回すこと」に興味が強かった息子。
ベビーカーに乗っている時も、前輪が回るのをじーっと見ていました。
テレビのリモコンや、昔の折りたたみ式携帯電話も彼にかかれば回されて、落とされて……の連続。折り紙で手裏剣を作っても回して大満足。
そうなんです、それを考えると、このフィジェットスピナー、まさに彼のために出来たようなおもちゃなんです。
ちなみに私も彼に勧められてやってみましたけれど、意外とクセになる不思議なおもちゃです。
このブーム、いったいいつまで続くのでしょうか。気になりますね。