ようやくニューヨークにも春が来て、外で過ごすのが気持ち良くなってきました。そうなってくると公園でピクニックを始めちゃうニューヨーカーですが、お酒を飲むにあたって日本とちょっと違ったルールがあります。
お酒を買うには写真付きIDが必要
アメリカに住み始めたとき、デリなどでお酒を買う度に「ID見せて」と言われ、30歳過ぎていたので「どうしていちいち証明書を見せないと行けないんだろう」と思っていたのですが、法律で決まっているんですよね。それと同時にアジア人は若く見える、というのも手伝っているのかもしれないですね。
そういえば40歳過ぎの友達も「今日はIDを忘れたのでビール買えなかった」と言ったこともありました。でも不思議な事に子連れだと「ID見せて」と言われないのは何でなんでしょう?
お酒は21歳から
(NY州の運転免許証です)
日本でお酒が飲めるのようになるのは20歳からですよね? アメリカはそれよりも1年待たないといけません。21歳からなのです。なのでクラブやバーに入る時は、こちらも写真付きIDが必要になります。
レストランで働いていた時に「あの子達、21歳以上なのかな? ID見せてもらったほうがよくない?」ということが多々ありました。でもIDに載っている誕生日は西暦なので、とっさに計算できない自分がいまして……哀しかったです。
『公共の場所での飲酒を禁止』しているって本当?
州によって微妙に違うのかもしれませんが、アメリカ全土で『公共の場所での飲酒を禁止』されています。日本のように花見でお酒を飲んで酔っ払って……という風物詩は基本的にはあり得ません。そんなことを警察に見つかったら罰金を支払わないといけません。
さらっと歴史を調べてみたら、公共の場所(通りなどを含む)で毎年何千万の人達がお酒が原因で逮捕される事が多かったようなので、アメリカ全土で『公共の場所での飲酒を禁止』の法律を作ったようです。
公共の場所でお酒を飲む方法?
それでも気候が良くなってきたんだから、やっぱり青空の下で花見がしたい! という人は多く、ビールを買った場合は中身を隠せる茶袋に入れてちびちび飲んだり、魔法瓶の中にワインを入れていたり、カップの中身が見えない紙コップを使ったり、とにかく皆さん、知恵を絞ってお酒を飲んでいます。
日本人であるわたし達の場合は日本語が書かれているブドウジュースのペットボトルの中に赤ワインを入れたりして飲んだりもしていました。
はい、そんなにしてまで飲みたいのです……。
これからの季節、飲み過ぎには気をつけましょう。