YAMAHA RTXルータのDHCP機能では、IPだけではなくDNSサーバのアドレスも配布することが出来ます。
AD環境の場合は、ADのPDCとBDCを指定してルータを中央集権的に配布するとクライアントのPC毎に設定をする必要がないのでスムーズです。
実際のコンフィグ
192.168.100.0/24のネットワークで、
DNSサーバとして、192.168.100.211, 192.168.100.212を配布します。
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dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent # DHCPスコープ dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.150/24 gateway 192.168.100.1 expire 4:00 maxexpire 4:00 # DHCPで配布するDNSサーバを指定 dhcp scope option 1 dns=192.168.100.211,192.168.100.212,8.8.8.8 # DNSサーバを指定 dns server 192.168.100.211 192.168.100.212 192.168.100.213 8.8.8.8 # 内部参照DNSの指定 正引き dns server select 1 192.168.100.211 192.168.100.212 any hoge.local dns server select 2 192.168.100.211 192.168.100.212 ptr 192.168.100.0/24 dns private address spoof on # lanならどこでもhostする dns host lan |
※【修正】dns server を 5つ指定していますが、YAMAHA公式では指定可能が最大4箇所となっていますので修正しました。ご指摘ありがとうございます。
主にAD(DNS)のPDC, BDCのIPアドレスを指定することが多い。
クライアント設定
デフォルトで使っていれば、DHCP, DNSは有効になっているので問題ないはずですが、一応確認はしておいた方が良いかもしれません。
IPもDNSサーバの項目が”IPアドレスを自動的に取得する”, “DNSサーバのアドレスを自動的に取得する”となっていればOK!
お疲れ様です。