4月上旬からFacebookのタイムラインに、日本在住の友達の「サクラ咲きました」写真がどんどんアップされるので、この時期は日本に住みたい!と強く強く思ってしまいます。ちょっとした郷愁の念にかられます。でも実は全米各地で日本同様にサクラを見ることができるんです。もちろんニューヨークにもいろんなところでサクラが見られます。
サクラを見るなら『ブルックリン植物園』へ
日本にいたときは、どこでもサクラを見ることができたので、そのありがたみを感じたことはありませんでしたが、海外に住んでみて初めてわかるサクラのありがたさよ。
ということで毎年ゴールデンウィークの頃に開催される『サクラ祭り』がブルックリン地区にある植物園で開催されるので、そこに参加したりします。今年は4月29日と30日に開催されます。
『サクラパーク』なんてところもある
マンハッタンにあるコロンビア大学をちょっと上にあがった所に『サクラパーク』と名のついた公園があります。そこは名前の通りにソメイヨシノがところ狭しと植えられていて、開花時期は、それはそれはきれいです……と言いたい所なんですが、想像していたよりもサクラの数が少なくて「違う……こんなんじゃない……」と、物足りなさを感じてしまうのは日本人だからでしょうか?
ここのサクラは1912年頃に植えられたという話です。
サクラは至る所に植えられていて
実はたったの3本ですが、私の住んでいるアパート前にある小さな公園にもソメイヨシノが植えられています。
セントラルパークの中にも数カ所まとまって植えられていたり、ニューヨーク市が運営する公園のウェブサイトにも「花が開花する時期だね、サクラはこの公園」と、今年はクイーンズにある公園が取り上げてられました。
日本のようにこの季節、どこへ行ってもサクラ三昧! とは行かなくても「こんな所にもサクラが?」という思わぬ驚きがあったりします。
スペインのアルハンブラ宮殿で
わたしが初めて海外で「おお、あれってサクラ?!」と驚いて見たのは、スペインのグラダナ市にあるアルハンブラ宮殿にあるサクラでした。時期がちょうど春先だったということもあってか満開で、すごく綺麗だったのを覚えています。それがたったの1本だったのか、それとも数本だったのかは忘れてしまいましたが、日本じゃない国にもサクラがあるんだ(もちろん日本からの贈り物でした)と感銘したことだけは覚えています。
日本人ほどサクラ好きな国民はいないと思うんですが、どうして国花は菊なんでしょうね……パスポートを見る度に不思議に思います。