トランプが大統領になってから、毎日毎日何かと物議を醸し出しています。いえ、候補の時からだったんですが……。
とは言え、彼が大統領になってから、アメリカは全く違う国になったように思います。それを懸念した人達が集まった、就任式翌日のウィメンズマーチ、残念ながらワシントンDCのには参加できませんでしたが、NYのに参加してきたので、その時のことなど書かせていただきます。
ウィメンズマーチの意味は?
「ウィメンズ」と言われているように、トランプ新大統領の、女性に対する差別に対して抗議する、というのが大きなテーマだったのですが、蓋を開けてみれば、女性のみならず子供に男性の集まりでした。
私の周りでも「女性のことを差別なんかしない」「母や妻の事を大切にしているから」という事で参加した男性陣がいます。つまり大きな意味で「人を人として尊重している」という、大きなテーマの元での行進となりました。
5番街だけでなく、周囲の通りも閉鎖され
当日、お昼過ぎから行進が始まると聞いていたのですが、早朝から予定があり、1時過ぎにスタート地点の47丁目ではなくルートである42丁目の駅で降りて、そのまま5番街に入って最終目的地であるトランプタワーに行こう!(トランプタワーは5番街の56丁目に建っています)と考えたのですが……考えが本当に甘かったです。
地下鉄を降りて改札口に向かったのですが……今まで見たこともないようなほどの人で溢れかえっています! そしてどうにか抜け出してストリートに出ても……人、人、人!
5番街と言えば、気候の良い季節は月に1度はパレードが行われてよく閉鎖され人であふれるのですが、この日は見たこともないほどの人であふれていました。42丁目からトランプタワーのある56丁目までぎっしりと人、人、人の波!こんなこと、初めてです。
周囲のお店は営業ができず
知り合いの旦那さんが5番街にある某フランス高級ブティックで働いているのですが、マーチが始まって数時間、土曜日の稼ぎ時だというのに午後3時には閉店となったそうです。
というのもセキュリティーの人に「暴動を起こすような人はいないだろうけれど、紛れて悪さをする人もいるだろう。そうなるとこの人数だから警備が出来ないから閉めて欲しい」と言われたと。彼も20年以上、そのお店で働いていますが「こんなことは初めてだ」と言っていました。
今後はどうなるのだろう?
日帰りでワシントンDCのマーチに参加してきた友達とも話しをしましたが「これが始まり」であって、今後もこういったことが、アメリカだけでなく全世界で起きるのではないでしょうか。
別にわたしはアクティビスト(活動家)ではないけれど、ここ数日のあまりにも常識外れのような大統領令を見ていると、未来が不安になります。そしてこの短い期間にいろいろなところでマーチが計画されているようで、できる限り、賛同できるものには参加しようと考えている次第です。