ニューヨークに住んでいてありがたいと思うのは『紀伊國屋書店』があること。
でも日本の書店なのに、洋書が半分近く占めていたり、文房具品や日本のおもちゃが買えてしまうところが日本とは「違う」ところ。そしてアメリカの書店でもカフェが入っているのが当たり前なのですが、紀伊國屋にも日系のカフェが入っていて、日本食や菓子パン、お菓子などが購入でき、買った本を読みながらまったりくつろげてしまう所でもあります。
井上雅彦さんの生”武蔵”と”小次郎”に逢える場所
2007年、紀伊國屋の新店舗が開店するにあたって、『スラムダンク』『バカボンド』で有名な井上雅彦氏が2階のコミックコーナーに行くエスカレーター上がった角っこに、バカボンドのキャラクターををライブ! それも3日かけてで描くというイベントがありました。今では紀伊國屋の名物となっています(ここには二人しか写真撮っていませんが、おつうも他の所にいます)。
昔の紀伊國屋書店はロックフェラーセンター横にありました。
井上雄彦
代表作に『SLAM DUNK』、『バガボンド』、『リアル』など。スポーツや闘いを通じて青年の成長を描く作品が多い。1988年、手塚賞入選の「楓パープル」でデビュー(この時は本名名義)。1990年、現在の名義である「井上雄彦」に変更して連載を開始した『SLAM DUNK』は日本におけるバスケットボールブームの火付け役となる[1]。1998年からは宮本武蔵を題材にした『バガボンド』、1999年からは車椅子バスケットボールを題材にした『リアル』を連載。『バガボンド』による文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。2012年には平城遷都1300年記念アジアコスモポリタン賞文化賞を受賞。
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MANGAがいっぱい
アメリカの書店や、なんと図書館でも読めてしまうMANGA。もちろんここ、紀伊國屋書店も負けていません。2階フロアの半分は洋書で占められ、アメコミも普通に売られています。
いろんな作家さんの画集やフィギュアにTシャツ、リュックなども売られていて、なんでも対応しています。もちろん普通に日本から輸入された日本語のコミックも売られています。
文房具屋さんも兼ねています?
昔は1階が日本語の本が売られていたのですが、数年前から1階は洋書で占められて、日本語の本は地下へと移動しました。その地下の1/3ほどを文房具品などが売られています。日本の文房具って耐久性が良いので、多少高くてもクオリティーがわかっている日本人以外のお客さんも購入していくくらい。他にもジブリコーナーがあって、一時はトトロのぬいぐるみが売っていました。写真左の奥に日本語の本(絵本、児童書、新刊、ハードカバーに単行本、新書など)が売られています。
値段は日本のほぼ倍
さて、そんな商品の気になるお値段ですが、ほぼ倍、と考えて良いかと思います。
例えば最近買った新書、日本円で820円+税。ドルで13.55に消費税がついて合計14ドルと75セント。
洋裁本の定価が1100円に対して21.45ドル。同じ洋裁本(作家も同じ)で定価が1100円に対して17.05ドル。コミックスだって429円に対して6.70ドル。もちろんその時の円相場にもよるんでしょうけれど、結構イタいです、書籍代。
それでも時間があるとつい足を運んでしまう紀伊國屋書店。2009年の10月末に旭屋書店が閉店してしまったので、がんばって欲しいと陰ながら応援している日々です。