@see http://ny.racked.com/2010/3/3/7805271/east-harlems-costco-explains-high-price-of-parking
日本にも上陸しているコストコ(英語ではコスコ、と発音します)。他のスーパーマーケットと同じように、ここ数年で、ちょっと不思議な日本食が売られているんですよ。
枝豆パスタっていったい何だ?
アメリカ、特にニューヨークはヘルスコンシャス(健康志向)は人が他の州より多いため、そういった食品を取り扱っているお店は多いです。その上、ここ10年ほど前から「グルテンフリー・ダイエット」が流行っており、その傾向はますます増える一方。それに便乗した商品が多いのですが、まさか「枝豆スパゲッティ」なるものが出てくるとは……。
麺はエンジェルヘアーのように細く、見た目はどちらかというと春雨の緑バージョンといった感じでしょうか? これにトマトソースを絡めたら美味しいのでしょうか? 907グラム約1000円。量が多すぎて失敗したときのことを考えると買えません。
グルテンフリー・ダイエット
小麦、大麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種で、グルテン・アレルギーがある人が摂取すると小腸が過敏に反応して消化不良を起こし、吐き気や痛み、湿疹などの症状が表れる。なので一切『グルテン』を排除したダイエットのこと。アレルギーがない人でもやってみると、痩せたり、体調が良くなったりするとも言われています。
ジンジャードレッシングは日本食ドレッシングの象徴
アメリカの日本食レストランで出てくるサラダドレッシングと言えば「ジンジャードレッシング」。原材料はレストランによって微妙に違うけれど、基本はにんじん、タマネギ、ショウガをすり下ろしたものに、砂糖、醤油、油などを入れて味を整えたドレッシング。
しかし私はそんな存在はこちら(ニューヨーク)に来るまで知らなかった……。なのでアメリカ人の友達から「美味しいよね。Loves it!」と言われると非常に複雑な気分になります……。
お手軽冷凍ヌードル&チャーハン
まるちゃんや日清のカップヌードル、インスタントラーメンはポッキー同様、日本産とわかっている人がいる方がおかしいほど、こちらの食文化に浸透しています。そこに入り込みたいのが味の素さん、なのかしら。
熱湯で解凍でも、レンジでチンでも
両方で簡単に作れる焼きそばとチャーハン。しかし焼きそば、6個入って12ドル弱。量もアメリカで考えるとやや少なく、ちょっと割高感は否めません。
味も……まあ、負もなく可もなくという感じでしょうか。こちらはベジタリアン用。そして「焼き鳥」入りのチャーハン……。日本の企業が作ったものなのに嘘くさい感じがするのは気のせいでしょうか?
日本食はどこへ行く?
20年前近くでは考えられなかったけれど、枝豆、豆腐は普通にアメリカ系のスーパーでも購入できるようになり、純日本人のわたし達からすると「そりゃないでしょう!」と思える商品がたくさん出てきていると思います。
でも、日本人だって「加工」しちゃっているものはあるはずだから、大きな目で見守っていきたいと思います。でも、間違った食文化が伝わるのは……やっぱりいやですよね……(苦笑)
(写真は某スーパーのオリジナル商品、味噌とショウガ味のスープストックです……)