EAという会社をご存じでしょうか?
“米カリフォルニア州に本社を構えるエレクトロニック・アーツは、家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機、PC、携帯電話など、あらゆるプラットフォーム向けにエンタテインメント・コンテンツを開発し、全世界で販売する世界最大規模のゲームソフト会社です。”と、サイトではこのように紹介されていますが、我が家にもいくつかこの会社のゲームソフトがあります。
サッカー好きにはたまらないFIFA公式ゲーム
(@see http://torrentpcgames.com/fifa-2016/2)
サッカー好きの息子が大好きなサッカーゲーム『FIFA16』。このソフトを我が家ではiPadで遊んでいますが、よくできていますね、臨場感がハンパないです。個人的にサッカーは好きですし、息子とのコミュニケーションの一つとしてはとてもいいのですが、問題は試合が終わるまではゲームが辞められない、ということでゲームで遊べる制限時間をいつも越えてしまい、けんかの要因にもなってしまいます。
息子のクラスメイトのサッカー好きな友達たちもほぼやっていて(この場合、お父さんがサッカーファン)、子供は子供で今どきの選手の話を、大人は大人で10年、20年前のサッカー話をして盛り上がっています。
スポーツとエンターテイメント
ところでアメリカでスポーツを見ていると、そのエンターテイメントのすごさにいつも驚かれます。お客をいかに楽しませるのか、ということにすごく力を入れているのがわかります。
例えば野球だとホームランが出たときの映像、三振を取ったとき、地元チームを盛り上げるのにもバッククリーンは欠かせません。子供たちへの簡単なプレゼントや試合途中で行われるTシャツトスなど、よく考えられています。会場のアナウンスも一役買っていますよね。
アメリカで驚いたのが、NBAのファイナルを観戦する機会があったのですが、あの室内で選手紹介の時に打ち上がる花火があったこと。室内で花火!? とど肝抜かれましたね。もちろん地元チームが勝った暁には紙吹雪の嵐です。
チームによって盛り上げ方が違う?
(@see http://www.lagalaxy.com/stadium/map)
さて、サッカーの場合はどうなんでしょうか?
サッカーは野球と違ってスクリーンでテレビと似たような映像がでますが、もちろん解説などは聞こえません。
他の国ではどうなのかは知りませんが、相手チームが点を入れると淡々と○○チームの背番号何番の選手が今シーズン○点目を入れました、とアナウンスされますが、地元チームが入れるとお祭り騒ぎのようになります。アナウンサーは声高く叫び、ゴールシーンは何度もスクリーンで流され、音楽は鳴り響き……と、これでもか、と盛り上げます。
ニューヨーク・シティFCとEAゲームのつながり
(@see https://www.youtube.com/watch?v=PgumHedJ_5s)
地元ニューヨーク・シティFCのゲームを観ていて、驚いたことがあります。チームの得点王、ダビド・ビシャが得点をしたときには、地下鉄から彼が降りてきてフィールドに立ち、両手をちょっと下げて広げ「得点したよ」と観客に向かってポーズをします。ここまでは普通なんですが、ただその映像が、生ではなく、EAゲームのFIFA仕様のビシャなのです。
そこにアナウンサーが「ダビード!」と大きく叫び、観客が「ビシャ!」と返答するのがお約束。ロックコンサートのように、右手拳を振り上げます。
私たちが見に行くとほぼビシャが得点をするのですが、他の選手が得点をしても同じように選手はゲーム加工されていて、その選手に見合った、それぞれ違うポーズをします。
こんなところにもコンピューターゲームが繋がっているんだと、つくづく関心しました。FIFA15, 16のゲームで遊んでいる息子は大興奮です。
ただゴールシーンを何度も繰り返すだけでなく、こういう方がちょっとオリジナリティーがあって、面白いのかもしれませんね。ニューヨーク・シティFCは2015年にできたばかりの新しいチームなので、こういったことができたのかもしれませんが、今後はゲームと現実の世界との融合が他のスポーツでも起きていくのか、目が離せません。
ヤンキース球場に行くには
緑ラインの地下鉄4番線に乗って、161丁目ヤンキース球場駅で降りるのが一般的な行き方。ヤンキース、ニューヨーク・シティーFC、そして紫ラインの地下鉄7番線に乗っていくメッツの球場(シティ・フィールド)にしても、地下鉄はチームを語る上で外せない象徴なのです。