こんにちはカトーです。
CMSやサーバになくてはならないDB、最近ではMariaDBも触ることも多いですが、MySQLも当然触ります。過去の記事も書きましたが、MySQL Workbenchも現時点で8.0.xまで上がっていますので、Windows10環境で再度セットアップしてみますよ。
ダウンロード
公式ページからまずはダウンロード
Windowsを始め各種Linuxのディストリビューションにも対応しております。ちなみにライブOSだと各種ライブラリが必要になりますので注意。
すでにオラクルやMySQLのアカウントがあればログインし、不要であれば、下にある「No thanks, just start my download」をクリックすれば、ダウンロードが始まります。
セットアップ
Windows版であれば、ダウンロードした mysql-workbench-community-8.0.20-winx64.msiをクリックしてインストール開始です。
最初にインストール場所を聞いてくるので、任意の場所を設定
Complete版かインストールするパッケージを選ぶ場合はCustomを選択、Customを選ぶとコアなど場所を設定できるので、違うバージョンを任意のパスで残したい場合など諸々選択できますが、ここではComplete版を入れます。
あとはInstallを押してインストールするだけ。
Windows10だとインストールOkですか?と警告ができますが、そのまま進んでください。
1~2分程で完了します。
またインストール時に競合・不要ファイルの削除チェックを行うようですので、クライアント版のUTMなどで反応することもありますので、その場合は一時的に解除してインストールしてください。
セットアップ
初めて起動するとWelcom画面が出ますので、手元にある某CMSをバインドしてみます。
中心にあるMySQL Connectionsをクリック
当然ですが、サーバ側でローカルしか接続が許可されないと接続できません。
またSSHでパスワード不可、key認証のみなど、接続方法は Connection Methodから選択します。
接続できるとメイン画面にボックスができます。
リバースでモデルを自動作成する
データべースといえば、モデル図ですね。
モデル図をここで作ってアップするというのが一般的ですが、今回は既存のデータべースからモデル図を作ってみます。
方法は簡単で、上メニューのDatabaseからRevers Engineerを選んで実行するだけです。
とはいえば、FK線などは引かれないので、持ってきたあとは自分でindexからFKなど加工する必要があります。
日本語化したい
やはり便利だが、日本語化したいと思う人もいると思いますので、手順を書いておきます。
少し前だとOSDNで日本語化ファイルを置いてる場所があったのですが、もう2011年から更新が止まっているようで(2020年6月25日現在)、調べると6.3.6からxml配布しているサイトあったので、ここから利用します。
@see 感謝
http://pcboy.dip.jp/xoopscube/modules/d3downloads/
説明書きには、
MySQL Workbench 6.3.6 CE (win32)メインメニューの一部を日本語化するxmlファイルです。
同梱の「始めにお読み下さい.txt」をお読みの上、個人の責任においてご利用願います。
一応、Windows版のWorkbench 6.1.7、6.2.5、6.3.6、6.3.7、6.3.8、6.3.9、6.3.10、8.0.13、8.0.16での動作をテストしています。
ただし、メインメニューのコミュニティ(C)の部分はエラーとなり動作しないが、大きな問題ではないと思います。
また、64ビットWindows版でもテストしています。
たぶん、Linux版にも流用できると思います。
※2016-12-11、「プラグイン(P)」から「ツール(T)」へ一部メニューの翻訳を修正しました。
デフォルトでインストールした場合は、
C:\Program Files\MySQL\MySQL Workbench 8.0 CE\data\main_menu.xml ですので、一応バックアップ後、このファイルを書き換えます。
一部英語が残っているので、気になる人はこのXMLを変更して日本語化すればOKです。ちなみにテーブル名等に日本語を利用していると文字化けしますので、編集からオプションで、フォント指定すれば文字化けを防げます。
久しぶりに入れてみてどうか?
定期的にこのWordBenchは入れて試すのですが、モデル図を作るときは本当に重宝します。またコマンドやphpMyAdminは、設計して構成するのが時間がかかるので最初からDBを作るときは利用したいなと思います。ただ既存の多テーブルの構成でリバースしてモデル図を作りたいというのは、逆に時間がかかるかもしれません(……まぁ普通でも時間がかかりますが)。またSQL文やクエリを発行する機能もあり、便利ですが若干特殊な型を使う場合は、やはりサーバで直接操作になろうかと思います。
いずれにても、便利なツールで、今後もこの手のサーバ上のDBについて操作環境は、見直・整えたいものです。