GUIである程度設定できますが、パーク保留などで右側の便利ボタンを有効活用するにはプロビジョニングが有効です。
またIP電話機器の納入は十数台超えます、一つ一つ設定するのは大変なのでファイル管理した方が効率的ですし、コンフィグ設定のバージョン管理もできるといった様々なメリットがあります。
目次
コールパークの動作
Panasonic KX-UT136用プロビジョニング
WEBサーバ側にあらかじめ設定ファイルを設置しておきます。
注意
- 1行目に”Panasonic~”のコメント
- 最終行に空行を必ず1行入れて下さい。
特に最後の空行が忘れがちなので気を付けましょ~!バッドノウハウ炸裂!
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# vi /var/www/html/KX-UT136N-21.cfg |
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# Panasonic SIP Phone Standard Format File # DO NOT CHANGE THIS LINE! # 回線1 ディスプレイネーム DISPLAY_NAME_1="21" ## SIP1設定 ----------------------------------------- PHONE_NUMBER_1="<電話番号>" SIP_AUTHID_1="21" SIP_URI_1="21" SIP_PASS_1="<パスワード>" SIP_PRSNC_ADDR_1="xxx.xxx.xxx.xxx" SIP_RGSTR_ADDR_1="xxx.xxx.xxx.xxx" SIP_PRXY_ADDR_1="xxx.xxx.xxx.xxx" SIP_OUTPROXY_ADDR_1="xxx.xxx.xxx.xxx" SIP_SVCDOMAIN_1="xxx.xxx.xxx.xxx" # SIP1ポート SIP_RGSTR_PORT_1="5060" SIP_PRXY_PORT_1="5060" SIP_PRSNC_PORT_1="5060" SIP_OUTPROXY_PORT_1="5060" SIP_SRC_PORT_1="5060" # SIP1 NATキープアライブ秒数 PORT_PUNCH_INTVL_1="20" # SIP1 インバウンド設定 トーン信号はRTPストリームにエンコードされる OUTBANDDTMF_1="N" ## Global Setting --------------------------------------------- #HTTPD 設定 常に起動 HTTPD_PORTOPEN_AUTO="Y" ## ボタン確認音 無音 KEY_PAD_TONE="N" ## NTP設定 NTP_ADDR="ntp.jst.mfeed.ad.jp" TIME_ZONE="540" ## パーク保留設定 CALLPARK_KEY_ENABLE="Y" CALLPARK_AREAKEY_ENABLE="Y" CALLPARK_METHOD="2" # 子機からSUBSCRIBEをサーバへ送信 60秒 SIP_SUBS_EXPIRE_1="60" NUM_PLAN_PARKING="700" NUM_PLAN_PARK_AREA="701" NUM_PLAN_PARK_AREA="702" FLEX_BUTTON_FACILITY_ACT21="X_PANASONIC_IPTEL_CONTACT" FLEX_BUTTON_FACILITY_ARG21="701" FLEX_BUTTON_FACILITY_ACT22="X_PANASONIC_IPTEL_CONTACT" FLEX_BUTTON_FACILITY_ARG22="702" FLEX_BUTTON_FACILITY_ACT23="X_PANASONIC_IPTEL_CONTACT" |
// 最終行に空行を必ず1行入れて下さい。
子機側を設定します
子機電話機を初期化します
- 子機の【設定】→ #136 → 【工場出荷状態】→ 【決定】→ 【はい】→【決定】→ 【はい】
初期化と再起動が行われます。
IPアドレスの固定化と確認
- 【設定】→ 【ネットワーク設定】 → 【ネットワーク】→ 【アドレス自動取得】
IPアドレスを取得できます。
- 【設定】→ 【インフォメーション表示】→ ▼ボタンを一度押す → IPアドレスを確認
子機WEBサーバの起動
- 【設定】→ 【ネットワーク設定】 → 【内臓WEB】→ 【オープン】
子機のWEBサーバが起動される
アクセスします。
http://子機IP
- 初期ユーザ:admin
- 初期パスワード:adminpass
プロビジョニング
- 【保守】>> 【プロビジョニング保守】>> 【スタンダードファイルURL】項目にプロビショニングファイルのアドレスを入力する
例)http://WEBサーバIP/KX-UT136N-21.cfg
を入力して、【登録】をクリックして10秒程度で子機に再起動が行われれば成功です。
パーク保留で光るよ!
受話器を取るとパーク保留ボタンが出現!
【パーク保留】を押してから受話器を置きます。
電話に出たい子機の受話器を取って、赤いボタンを押すと保留中だった通話ができます。
お疲れ様です。
仕様上の注意点
- 子機【設定】→ ▼11回押す → 【リスタート】→ 【決定】→ 【はい】
Asteriskサービスを再起動させると子機の赤いランプが点灯しなくなります。その場合は子機もリスタートさせると良いです。