今回は10GBのルートパーティションで生成したEC2インスタンスのサーバを、EBSを拡張することで40GBのルートパーティションのあるサーバに変更したいと思います!
以前はEBSのスナップショットを取って、そこからボリュームを拡張してえいやっとマウント!なんてことをしていましたが、それはもう昔の話!現在のAWSの科学力をもってすると、EBSをマウントしたまま拡張できるように進化しています。
まずは現状確認だ!
容量を確認しましょうね。
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# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/xvda1 10G 3.9G 6.2G 39% / devtmpfs 899M 0 899M 0% /dev tmpfs 919M 0 919M 0% /dev/shm tmpfs 919M 17M 903M 2% /run tmpfs 919M 0 919M 0% /sys/fs/cgroup tmpfs 184M 0 184M 0% /run/user/1000 |
10GBですね。
DISKスライス(ブロックデバイス)を確認します。
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# lsblk NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT xvda 202:0 0 10G 0 disk └xvda1 202:1 0 10G 0 part / |
パーティション情報が見れます。
現状はわかりました。
では、AWSコンソールで EBSの拡張変更をしよう(EBS Modify)
変更したいEBSで右クリックをして、【ボリュームの変更】をクリックします。
現在のボリュームサイズは10Gなので、10以上の値を入れなければなりません。今回は40GBに拡張するので【40】を入力して、【変更】をクリックします。
【はい】をクリックします。
リクエストが送信されました、【閉じる】をクリックしましょうね。
ブラウザで再読み込みをして下さい。私の今回の環境はChromeなので右クリックから、【再読み込み】を選択してリロードさせました。
EBSが40GiBと表示されていますね!
SSHでサーバを見てみましょうね
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# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/xvda1 10G 3.9G 6.2G 39% / devtmpfs 899M 0 899M 0% /dev tmpfs 919M 0 919M 0% /dev/shm tmpfs 919M 17M 903M 2% /run tmpfs 919M 0 919M 0% /sys/fs/cgroup tmpfs 184M 0 184M 0% /run/user/1000 |
DISKスライス(ブロックデバイス)を確認します。
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# lsblk NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT xvda 202:0 0 40G 0 disk └xvda1 202:1 0 10G 0 part / |
こっちのxvdaが40Gに変わってますね!
パーティションを拡張してあげれば良いことがわかります。
まず、拡張するファイルシステムの種類を確認しましょう。
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# df -hT Filesystem Type Size Used Avail Use% Mounted on /dev/xvda1 xfs 10G 3.9G 6.2G 39% / devtmpfs devtmpfs 899M 0 899M 0% /dev tmpfs tmpfs 919M 0 919M 0% /dev/shm tmpfs tmpfs 919M 17M 903M 2% /run tmpfs tmpfs 919M 0 919M 0% /sys/fs/cgroup tmpfs tmpfs 184M 0 184M 0% /run/user/1000 |
『/(ルートパーティション)』タイプはXFSであることがわかります。
growpartがインストールされていることを確認します。
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# rpm -qa | grep growpart cloud-utils-growpart-0.29-2.el7.noarch |
growpartします。
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# growpart /dev/xvda 1 |
xfs_growfs -d マウントポイントで指定して拡張しましょ~!
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# xfs_growfs -d / meta-data=/dev/xvda1 isize=512 agcount=5, agsize=524224 blks = sectsz=512 attr=2, projid32bit=1 = crc=1 finobt=0 spinodes=0 data = bsize=4096 blocks=2621120, imaxpct=25 = sunit=0 swidth=0 blks naming =version 2 bsize=4096 ascii-ci=0 ftype=1 log =internal bsize=4096 blocks=2560, version=2 = sectsz=512 sunit=0 blks, lazy-count=1 realtime =none extsz=4096 blocks=0, rtextents=0 data blocks changed from 2621120 to 10485499 |
状態確認しましょうね。
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# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/xvda1 40G 3.9G 37G 10% / devtmpfs 899M 0 899M 0% /dev tmpfs 919M 0 919M 0% /dev/shm tmpfs 919M 17M 903M 2% /run tmpfs 919M 0 919M 0% /sys/fs/cgroup tmpfs 184M 0 184M 0% /run/user/1000 |
やったね、/dev/xvda1デバイスが40Gに拡張されていることがわかります。
このようにEBSボリュームを拡張し、パーティションも拡張することが出来ました。
お疲れ様です。