100Mbpsが1秒間で100MB通信できるんだ!凄いなぁって思ってた時期が私もありました。(あなたもそう?)
そんわけで、今回はお客さんに説明する際に必要になる場合もあるかな?とチートシート作成を兼ねて転送量の計算として記事にしてみました。サーバが遅いということで相談を受けるも、サーバではなくて、契約しているサーバのネットワークが貧弱なことが原因ってあるんです。いくらサーバ側で処理速度をあげても、出入り口が細いと大きな画像や動画はつっかえつっかえで、どうしようもないです。そんなぐんにょりな気分の時には外食でもして気分転換をしましょう。食後のコーヒーも忘れずに。
それから転送量の帯域を広げてあげるとするりといきます。
前提知識
1Byte = 8bit
1MB = 8Mbit
1GB = 1,024MB
覚えなくても良いですよ!こういうものなんだなぁって知って下さい。
よくある回線速度
- 100Mbps = 100Mb/sec = (100Mb / 8) / 1sec = 12.5MB/sec
- 1000Mbps = 1000Mb/sec = (1000Mb / 8) / 1sec = 125MB/sec
- 10000Mbps = 10000Mb/sec = (10000Mb / 8) / 1sec = 1,250MB/sec
こういうことになりますね!
よくわからなければ、8で割れば馴染み深い単位のMBになるんだなぁって覚えると良いです。
おや、100Mbpsで100MB/secだと考えて、自宅の回線を契約していて落胆している人がたくさんいそうな気配です…。でも安心して下さい!通信速度はこれまで通り変わりません。なんでITはこんなに複雑なんでしょうね。
具体的な計算をしてみよう
20MBのデータを100Mbpsで送信したい(伝送効率100%とする)
20MB / 12.5MB = 1.6sec
1.6秒で送信出来ます。
20MBのデータを100Mbpsで送信したい(伝送効率80%とする)
20MB / (12.5MB * 0.8) = 2sec
2秒で送信出来ます。実際の伝送効率は10~20%落ちる場合があるので80%で計算しました。
1GBのデータを100Mbpsで送信したい(伝送効率100%とする)
1024MB / 12.5MB = 81.92sec
81.92秒で送信出来ます。
1GBのファイルを送った時に40秒かかった。この回線の転送速度は?
1秒当たりの転送速度を求めます
1024MB / 40sec = 25.6MB/sec
1MB = 8Mbitだから、
25.6 * 8 = 204.8Mbps
このサーバの転送速度は204.8Mbpsだってことがわかりました。
整理するとそこまで難しいわけじゃないのです。
お疲れ様です。