1の続きです。
学生ビザとは
ビザを申請し、許可を得るにあたって、どのビザを申請しても、日本にあるアメリカ大使館で面接をしないといけません。
学生ビザは、アメリカの学校で勉強をするために必要なビザです。
その時に例えば20歳前後であれば、アメリカの大学に留学したい、という明確な目的がありビザは「下りやすい」ですが、30代、40代となると、いくら何歳になっても学ぶことは素晴らしいと推奨しているアメリカとはいえ「どうして、またアメリカに?」と思われ、ビザが下りるのに時間がかかるようです。
お笑い芸人の彼が、もし学生ビザで申請していた場合、日本でそれなりにキャリアがあるので「そこまでしてどうしてアメリカに?」というのが、例えばハリウッドのレッドカーペットを歩きたい、というのであれば、動機としては弱いのかもしれないですね。
スポーツ選手の場合
イチロー選手や上原選手、ダルビッシュ選手にマー君を始めとして、アメリカにはたくさんのメジャーリーガーがいます。彼らは球団側から「求められて」アメリカに来ているので簡単にビザは下ります。
個人的にはお笑い芸人の彼が所属している会社が何かしら働きかければビザは下りるんじゃないのかなと思っていたのですが、そうは問屋が卸さないのでしょうか。
そうだ、結婚をすればいいんだ
例え不法滞在者であったとしても、アメリカ人と結婚をすれば「合法」にアメリカに住むことができます。実はこれが一番お金がかからないし、ビザのことも考えなくても良い最善の方法と言えます。
というのも、ビザを取っても更新するのであれば、弁護士を雇い、新たにビザに対してお金を払わないといけません。さらに会社関係で永住権を取るにしても同じような形式で進みます。もちろん、結婚で永住権を取るにしても弁護士を雇いますが、総合的に考えてもそこまでお金はかかりません。
なので偽装結婚が横行しているとも言えるんですけれどね……最近では200万だか300万くらいが相場じゃないかと聞いたことがあります。
やっぱり「アメリカ・ファースト」?
さて、トランプ政権になってから移民の問題やら国外にある工場をアメリカ国内に移動させろだの、選挙公約だった「アメリカ・ファースト」をどうにかしようとしていますが、ここに来て、アメリカで働く人が必要なワーキングビザの発券数を抑える、もしくは期間(通常であれば5年のところを2、3年)を抑えるなど検討しているというニュースを読みました。
なので、もしかしたら本当にトランプ政権になってしまったのでビザが下りるのに時間がかかっているのかもしれないですね……。
今後はアメリカに入ってくるにしても、税関の審査が厳しくなるという噂も出ているし、本当にこれからアメリカはどうなっていくのでしょうか。ビザや永住権があっても安心できない国になっていくのでしょうか……。