国産のクラウドは値段が安く良いですね。
IDCFクラウドはオールSSDなので、1CPU1GBの500円/月の最低スペックのインスタンスを選んでも大したことしなければ、全然使える印象です。重くなったらクラウドだからスケールアップも簡単ですしね~!
今回はIDCFクラウドに追加した仮想マシンにSwap用外部ディスクを設定する手順のご紹介。
環境
- IDCFクラウド
- CentOS7.3
まずはSwap用外部ディスクを管理画面から作成します。
【ボリューム】から【ボリューム作成】をクリックしましょう。
ボリューム名は任意で、サイズは1GBのインスタンスなので、Swapディスクは2GBに設定しました。
【作成する】をクリックして下さい。
『ボリュームを作成しますか?』というポップアップが表示されました。【はい】をクリックして下さい。
ディスクが追加されました。
【アタッチ】をクリックしましょう。
アタッチする仮想マシンを選んで下さい。
【アタッチする】をクリックしましょう。
【はい】をクリックしましょう。
SSHでログインしディスクのアタッチ状況を確認。
- /dev/sda ルートディスク:16GB
- /dev/sdb データディスク:30GB
- /dev/sdc Swap用ディスク:2GB
という構成になっています。
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# fdisk -l Disk /dev/sda: 16.1 GB, 16106127360 bytes, 31457280 sectors Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト Disk label type: dos ディスク識別子: 0x000ef43f デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sda1 * 2048 31457279 15727616 83 Linux Disk /dev/sdc: 2147 MB, 2147483648 bytes, 4194304 sectors Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト Disk /dev/sdb: 32.2 GB, 32212254720 bytes, 62914560 sectors Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト Disk label type: dos ディスク識別子: 0x5bc79c0d デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sdb1 2048 62914559 31456256 83 Linux |
Swap領域をmkswapコマンドで作ります。
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# mkswap /dev/sdc1 スワップ空間バージョン1を設定します、サイズ = 2096124 KiB ラベルはありません, UUID=15496b8d-5a23-44ba-be58-11a57bc96628 |
/etc/fstabにマウントさせましょう。
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# vi /etc/fstab # # /etc/fstab # Created by anaconda on Tue Jan 24 11:36:06 2017 # # Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk' # See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info # UUID=2f4baa36-23f8-41c5-9a66-565e0ef10551 / xfs defaults 0 0 #追加ディスク /dev/sdb1 /var/www xfs defaults,nofail 0 0 ※以下を追加 #Swap UUID=15496b8d-5a23-44ba-be58-11a57bc96628 swap swap defaults,nofail 0 0 |
追加した状態。
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# cat /etc/fstab # # /etc/fstab # Created by anaconda on Tue Jan 24 11:36:06 2017 # # Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk' # See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info # UUID=2f4baa36-23f8-41c5-9a66-565e0ef10551 / xfs defaults 0 0 #追加ディスク /dev/sdb1 /var/www xfs defaults,nofail 0 0 #Swap UUID=15496b8d-5a23-44ba-be58-11a57bc96628 swap swap defaults,nofail 0 0 |
いよいよ載せます。
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# swapon -a |
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# top top - 03:00:19 up 15 min, 1 user, load average: 0.00, 0.01, 0.05 Tasks: 123 total, 3 running, 120 sleeping, 0 stopped, 0 zombie %Cpu(s): 0.1 us, 0.0 sy, 0.0 ni, 99.9 id, 0.0 wa, 0.0 hi, 0.0 si, 0.0 st KiB Mem : 8167692 total, 7884436 free, 147580 used, 135676 buff/cache KiB Swap: 2096124 total, 2096124 free, 0 used. 7793860 avail Mem |
Swapが2096124KB = 2GB載っています。
再起動してマウントされるか確認しましょう。
1 |
# reboot now |
SSHでログインして最後の確認です。
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# top top - 10:04:44 up 5 min, 1 user, load average: 0.01, 0.02, 0.01 Tasks: 110 total, 1 running, 109 sleeping, 0 stopped, 0 zombie %Cpu(s): 0.2 us, 0.2 sy, 0.0 ni, 99.5 id, 0.1 wa, 0.0 hi, 0.0 si, 0.0 st KiB Mem : 4038932 total, 3795900 free, 117744 used, 125288 buff/cache KiB Swap: 2096124 total, 2096124 free, 0 used. 3718048 avail Mem |
おっけ~!
問題ないですね。クラウドの仮想マシンのSwapは自分で作っていく仕様になっていることが殆どです。
経験的にほとんどがデフォルトが0か2GB程度で、メモリをいくらアップしてもSwapは変わらずというハードボイルド仕様なので是非仮想マシンの状況に合わせて保守していくことをおすすめ致します。
お疲れ様です。
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この記事で紹介したIDCFクラウドのインスタンスで監視サーバのデモを作りました。