子供を取巻く環境について

  • 2017年2月24日
  • 2017年4月6日
  • 日常, T
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T

皆様こんにちは。スタッフTでございます。
先週は春一番、二番、三番と風が強かったり、暖かかったり寒かったり、季節の変わり目ですね。

さて、本日は最近の子供たちを取巻く環境について、お話させていただきます。

保育園

4月からの入園に際し、保育園の入所の可否の通知で一喜一憂されている親御さん達も多くいらっしゃると思います。

自治体は待機児童ゼロを目指して試行錯誤しているのでしょうが、保育園の選考に落ちて「日本死ね」とつぶやく親もいれば、片や新たな保育園の建設計画には、近隣住民がことごとく反対をする今日、いささか矛盾を感じずにはいられません。

どこぞの自治体では、待機児童はゼロとしていても、保留児童(保育所の入所申し込みをしていて、入所要件に該当しているが、入所保留になっている子どものこと)は沢山なんて言い方を変えただけで、誤魔化されていてはたまったものではありません。

いくら政府が女性の活躍を高々とうたっていても、環境が整っていなければ働けないのですよ、母は。

何を隠そうそれを痛いほど経験し、子育てもやっと終わりが見えてきた私ですので、色々と思うところはあるわけです。

少し話が脱線いたしますが、待機児童が多いとされている東京の世田谷区は「ふるさと納税」のための減収が16億5千万余り。これだけのお金があれば保育園が5つは作れると区長が言っているのをニュースで見てとても印象的でした。

自分の住む自治体に納めるべきものを他へ流したら、そりゃあ公共サービスが低下しても文句を言うの方がおかしい訳で、待機児童数の改善を求める人にふるさと納税をしている人がいるのだとしたら、矛盾しているなと思うわけです。

税金を納めて物がもらえる、そんな誘惑のためにその事で起きるかもしれない影響については考えないのかなとずっと疑問に思っておりました。

ますます子育てがしにくい社会、こんな事では日本の出生率は下がるばかりですよね。まさに悪循環です。

子供の貧困

東京都が発表した「家計が逼迫(ひっぱく)するなどの生活困難層にいる子供の割合が約2割」という事実、皆さんはどう感じられますか?

離婚によって増えている片親世帯の子供達は特に顕著に増えていますよね。子供が小さい内は時間の制限などもあり長時間働けなかったり、子供の急病で休みがちになったりで収入が安定しなかったりします。

とにかく必要なお金を稼ぐために仕事を掛け持ちして家を空ける時間が増え、子供の世話や家事が出来ずに「ネグレクト」扱いをされて、子供を施設に預ける事を余儀なくされた母の記事を読んだことがあります。

離婚をしてもきちんと養育費を払っている父親は半分いればいい方。呆れた事実ですよね。

生活に余裕がなければ躾や教育にも手が回らなくて、子供の成長や人格形成にも悪影響を与える事になるのは想像がつくことで、少年犯罪のニュースなどを見聞きすると、この先の日本は大丈夫なのかなと心配になってしまいます。

親と躾

ここ数日毎朝ニュースで報道されている小金井で起きた女子大生アイドルへの殺人未遂犯の裁判、被告のみならずそんな身勝手な人間に育てた親に対して怒りを覚えずにはいられません。沖縄では10歳の少年がバイクの飲酒運転で事故を起こして死者を出すなど、思いもしない様な事件が多いですよね。

一向に無くならない「いじめ」も然り、人の痛みを想像もせずに自己中心的な考えで他人を平気で傷つける人が増えていますが、いつも思うのは「親はどんな育て方をしたんだ?」という事。

モンスターペアレントという言葉が世に出始めてからずいぶんな時間が経ちますが、親が「身勝手」ならそれが当たり前で育つ子供がまともな価値観を持てるはずも無く、負の連鎖は始まっていくわけです。

いまや学校の先生に道徳的な指導を求めようなどと、思いもしないくらい教師による不祥事も増えてきて、ますます親の躾や教育の仕方に大きく左右されてくるわけで、親として「こうはなるまい」と思うことばかりです。

弊社で毎月開催しているイベントで、「義憤に駆られてはいけない」という言葉が出てくるのですが、嫌なニュースを見聞きする度に、家で子供達とそれについてああだこうだと色々言っています。

子供は親の考え方に影響を受けるもの、子供に恥ずかしくない人間でありたいものですね。

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