プライド・パレードに参加してきて

LGBT NY Parade パレード6月は『プライド月間』としてLGBT、性的少数者について積極的に考える月となっているアメリカですが、ニューヨークでは毎年6月最後の日曜日に『Pride Parade』が行われます。今回はゲイの友達に誘われたので初めて参加しましたが、その内容をお知らせします。

 

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ニューヨーク♡LGBT

LGBT NY Parade パレード

@see http://miami.cbslocal.com/2016/06/26/clinton-marches-in-nyc-gay-pride-parade/

 

6月12日にフロリダ州のオーランドで同性愛者の集まるナイトクラブで起きた襲撃テロ事件があったことも手伝ってか、参加者数が史上最高だった昨年をさらに上回り、約200万人がミッドタウンからLGBTコミュニティーであるウェストビレッジまで歩いたそうです。
もちろんニューヨークで開催される多くのパレードはニューヨーク州長、市長は歩くのは当たり前ですが、前ニューヨーク州上院議員で現民主党大統領候補のヒラリー・クリントンも参加しました(ヒラリーの向かって左横にいるのがクオモNY州長、後ろにいる、薄紫色のポロシャツを着ているのがデブラジオ市長)。
とくにこのパレードは政治目的によく利用されますが、このパレードに参加し、歩くことによって「ニューヨーク州はLGBTをサポートしている」と世界に伝えているわけです。とくにヒラリーの場合は大統領選挙のこともあってかLGBTコミュニティーからの票も集めないといけません。といっても相手がLGBTだいっ嫌いなトランプですから関係ないでしょうけれど。

ところでニューヨーク州は、同性婚を認めたのが実は6番目の州なんです。

 

 

パレードに参加するのは危険?

LGBT NY Parade パレードパレードに参加することに何の危険性も考えなかったわたしですが、友達から「今回はオーランドの襲撃があったから、このパレードが危険と考えて参加しないと決めた人も多いと思う」と言われ、あ、そういう考えもあるのか、と思いました。

 

というのも、2001年9月11日に起こった同時多発テロのあと、毎年11月最初の日曜日に行われるニューヨークシティー・マラソンを開催するかしないか、どれだけの人が参加するのかという問題があったからです。
結果はもちろん開催。「テロごときにニューヨーク市は負けない、屈しない」という考えです。日本人であるあたしにはちょっと理解しかねる部分もありましたけれど、他の国も多数参加したんですよね。残念ながら多くの日本人ランナーは不参加でした。お国柄が良く出ている話ですね

 

なので今回のパレードも「LGBTはテロに屈しない」という意味合いもあったと思います。実際、沿道にいる人達が持っているカードには「NYS♡Orland」という文字が多かったですから。

 

 

ある日本人ゲイ男性の話

LGBT NY Parade パレード

「私、自分がゲイだって自覚はなかったけれど、思春期のころ、本当に悩んだよ。同性のことが好きっていう気持ちが”正しいこと”じゃないって思って。でも、ニューヨークに来て良かった。すごく自分の気持ちが解放されたから。
まさか結婚するとは思わなかったわ。10年も一緒に住んでいるから今さら結婚なんてって思ったけれど、彼がどうしてもしたいっていうからしたの。幸せ、すごく。こんな気持ちになれるなんて日本に住んでいた時は感じたことはなかった」と、初めて会った日本人男性の方がおっしゃっていたのが、とても印象的でした。

 

そしてこの夏10歳になる息子を連れてきたことに対しても

選択があるってすごく良いことだと思う。だってオレ、本当に悩んだから」と。

 

LOVE IS LOVE IS LOVE

LGBT NY Parade パレード

パレードを歩きながら沿道をみていると、20年間一緒にいる白人男性カップル、LGBTを応援している年配カップルなどなど、とにかく沿道の人達の暖かさが伝わってきました。とくに一緒に歩いた白人と黒人カップル。ずーっと手をつないでいて、ラブラブ感が伝わってきて、見ているこっちも微笑ましくなってきました

 

だって黒人ってマッチョな人達(いかに”男であるか”ということに意識を置いている)だし、さらに同性愛者なんて二重の苦労です。彼がどんな苦労をしてきたかなんてわかりはしませんが、こうやって太陽の下、好きな人と一緒に堂々と歩けるなんて、やっとここまで来たのか、本当に良かったと素直に思いました。

 

 

息子は参加したチームが沿道にいる人達に「うちわ」と「コンドーム(本人的には何だか全くわかっていない)」を配ること、レインボーフラッグを振り回すのに一生懸命、そしてクラスメイトもいて驚いたりしていましたが、楽しかったようです。
残念ながら息子の友達の誕生日会があったためにゴールである、1週間前に固定史跡に認定された『ストーンウォール・イン』まで行けませんでしたが、とても楽しかったです。やっぱり見るよりも参加しないとね。来年も参加する予定です。日本を含め、世界で、もっともっとこの運動が広がることを、切に願います。

 

 

りべるら ( ライター )

この記事を書いた人:りべるら ( ライター )

NYのハーレムに20年近く生息。1児の母。親子そろって丸坊主。旅をこよなく愛し、今でも時間あればリュックを背負って飛び立ちたいと日々思っています。

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