@see http://www.santiagocapital.cl/fichas/home/vi-a-concha-y-toro/vi-as/
ここ20年ほどで、チリやアルゼンチンワインの価値が日本でも上がってきていると思いますが、昔、南米に旅行に行ったとき、せっかくだからとチリとアルゼンチンのワイナリー見学に行ってきました。前回にアルゼンチンワイナリーのお話を書きましたが、今回はチリワイナリーのお話です。
チリワインの歴史をさらっとおさらいしてみましょうか。
@see http://www.operationworld.org/chil
チリワインの歴史
19世紀、フランスのブドウ栽培が害虫によって大きな被害を受けた際、遠く離れたチリにおいて、純粋なフランスの苗木が守られたことに始まる。以降、フランスなどからブドウ栽培を求めて移住し、また、チリがワイン主要生産国の一つであるスペインの植民地であったことも、チリにワイン文化を根付かせるようになった。
そんな風にウィキペディアに書かれていますが、確かに美味しいですよね、チリワイン。
バックパックの安旅行で中南米を回っていた時も、地元産ビールと、もし国産ワインがあればそれも飲んでいましたが、ペルーで飲んだものは「これってワイン!?」と叫びたくようなクオリティーでした(つまりまずかった)。
パック酒よろしくパックワインがスーパーで売っている。
@see http://www.worldhistoria.com/yes-we-love-wine-for-a-looong-time_topic126165.html
http://www.sanzanaltda.cl/categoria.php?categoria=vino
チリに行った時によく見たのが『Gato Negro(ガトーネグロ:黒猫)』ワインか、ワイナリー見学をした『Concha y Toro(コンチャイトロ)』。あとは『120(シエンベンテ)』もよく見ました。というよりも安くてバックパッカーにはお手頃価格だった、というわけです。
というのも、なんと! 500mlサイズの紙パックワインがスーパーで売っていたんですね。それも値段が当時1998年の価格で200円くらいだったように思えます。それも時々20%増量でも同じ値段。スーパーの入り口に字のごとく「山積み」になっていました。チリを旅行中はこの紙パックワインにお世話になったものです。
『Concha y Toro(コンチャイトロ)』ワイナリーを訪ねて
@see http://www.turistaprofissional.com/2012/09/06/chile-e-vinhos-tudo-a-ver-concha-y-toro/
まず行って驚いたのが、アルゼンチンのワイナリーと違って立派! ということ。いかにも大手という感じでした。
アルゼンチンで訪ねた所がこじんまりとした所だったせいもあるかもしれませんが、こちらは大きな機械が導入されていて、すべての工程がオートマチック化されていました。
とはいえ、暗所に置かれている数え切れないほどの樽を見たら、それは壮観で、と同時に「いつ飲めるのかしら?」とよこしまなことを考えたりしました。こちらは大手なので英語でのツアーもあったのですが、当時の私は英語もスペイン語も片言しか話せなかったので、1人でふらふらして、飲めるもの飲んで、ほろ酔い気分で宿に戻りました。
ブドウ畑とアンデス山脈と
@see http://www.grayline.com/tours/santiago/concha-y-toro-wine-experience-5957_22/
アルゼンチンとチリのワイナリーを訪ねましたが、ブドウ畑の後ろにアンデス山脈が見えるという、素晴らしい環境でした。
空気が澄んでいて、気持ちがいいですよね。
そんな中、周りを見渡して誰もいないことを確認して、心で「ごめんなさい」とつぶやいてからブドウを一粒ずつ食べたりしました。はい、白と赤。
話には聞いていましたが、ワイン用のブドウって美味しくないんですよね。なんでなんでしょう?
チリワインもかなり種類があるし、味もしっかりしているのにお値段はお財布に優しいので、飲んだことない方はぜひ、試してみて欲しいものです。