(@see http://www.footyheadlines.com/2015/01/2015-mls-jerseys-overview.html)
日本のJリーグ同様、アメリカでもメジャー・リーグ・サッカーが、この3月から開幕しました。昨年からMLSに参戦したニューヨークのチーム、NYCFC(ニューヨーク・シティFC)も2年目に入り、ニューヨーカーからの熱くて厳しい声援を受けることでしょう。
ところでサッカーってアメリカで人気あるの?
アメリカの人気スポーツと言えば、アメリカンフットボール(NFL)、バスケットボール(NBA)、大リーグ(MLB)そしてアイスホッケー(NHL)の4大スポーツで占められています。
もともと移民が多いアメリカ。その移民たちの母国ではサッカーが1番人気ですし、アメリカ女子サッカーのW杯優勝、ベッカムを始めとして往年の人気選手がアメリカに来たこと、2014年のブラジル杯でみせた男子の粘り強さが後押し、サッカー人気は他のスポーツに劣らないくらいになってきました。
サッカーなのに、どうして野球場で試合を見るの?
(@see http://www.latinosports.com/playing-yankee-stadium-benefit-nycfc/)
ニューヨークには『ニューヨーク・レッドブルズ』という、お隣ニュージャージー州を本拠地としたチームがあります。ここには元フランス代表のティエリ・アンリという選手が所属していました。
それとはまた別に、ヤンキースのオーナー、イングランドサッカーチームのマンチェスター・シティに中近東の航空会社がお金を出し合って、ニューヨークにサッカーチームを作ろうという話になり、2015年にできました。なのでチームユニフォームはマンチェスター・シティとそっくりです。そしてNYCFCの本拠地はヤンキース球場のあるブロンクスとなりました。なので、サッカーを野球場で見る、という奇妙なことになっているのです。専用スタジアムを作っているとの事ですが、まだまだ時間がかかりそうです。
どんな選手が所属しているの?
(@see http://sbisoccer.com/2015/08/building-lineup-nycfc)
3人のワールドクラスの選手が所属しています。
- ダビド・ビシャ(元スペイン代表)
- フランク・ランパート(元イングランド代表)
- アンドレア・ピルロ(元イタリア代表)
他にもアメリカ代表選手やプエルトリコ代表選手が所属しています。今シーズンから、元フランス代表のパトリック・ビエラが監督をしています。オーナーがお金に物言わして、すごい買い物をしている気がしますね、一時のヤンキースのように。
※個人的にランパートがグランドに出ているの、見たことありませんが。
メジャー・リーグ・サッカー(MLS)の日本人選手に期待
(@see http://www.torontofc.ca/players/tsubasa-endoh)
2015年のシーズンで、ニューヨーク・シティFCの開幕戦やアンドレ・ピルロ選手のお披露目試合などを観戦したとき、観客がビシャのスペイン代表のユニフォームやピルロのイタリア代表のユニフォームを着て、国旗を背負いながら応援しているのを見て、うらやましくなりました。
誰か日本人、来ないかしら、そうすればその選手の日本代表のユニフォームを着て応援するのに、と思いました。例えば本田選手や香川選手などでしたら、ミランやドルトムントのユニフォームで応援してもいいですしね。
実際ピルロを応援している人たちの多くは、ピルロがニューヨークに来る前に所属していたユベントスのユニフォームを着ていますから。と思っていたら、今年は2人も日本人選手がMLSにやってきました。1人は元日本代表で柏レイソルにいた工藤壮人選手、カナダのバンクーバー・ホワイトキャップス。もう1人はアメリカのメリーランド大学からドラフトで入ってきた遠藤翼選手、なぜかこちらもカナダのトロントFC。遠藤選手が所属しているトロントFCは、今年のニューヨーク・シティFCの本拠地開幕戦の相手。彼はスターティングメンバーで後半途中までプレイしていましたが、楽しそうにプレイしていました。息子に「相手の9番、日本人だよ」と必要以上にアピールしてしまいました。やはり異国で母国選手が頑張っているのって、敵味方関係なく応援したくなるものです。
大リーグではたくさんの日本人選手が活躍していますが、サッカーやバスケットなど、他のスポーツはハードルが高いかもしれませんが、活躍する選手が増えることを期待してしまいます。