@see https://www.linkedin.com/company/classdojo
いまどきの、日本の学校では先生と生徒の親との連絡はどうなっているのでしょうか。
息子が通っているニューヨークの公立学校は生徒数が少なく、担任の先生からほぼ毎週「レポート」の形で紙+メールで報告がありましたが、今年からはClassDojo(クラスドージョー)というアプリを使って連絡が来るようになりました。
ClassDojoアプリって何?
@see http://swigert.d11.org/Pages/Setting-Up-Class-Dojo.aspx
例えば、親たちは子供が学校で何をやっているのか100%もちろん把握することはできません。子供だってすべてを親に話すわけでもないし。でもこのアプリを使えば、その瞬間、瞬間を教師、親、生徒で共有できますよ、というコンセプトで作られたとのことです。
実際に使ってみて
息子は今9歳で4年生です。
アメリカでは4年生になると急に授業内容が厳しくなり、今までとは違って学ぶことも増えるみたいなんです。5年生で小学校を卒業し、6年生から中学生となりますが、中学に入るにあたって「お受験」とまでは行きませんが、簡単なテストがあります。
また息子が通っている学校では教科書がなく、それぞれ担任の先生が教育委員会のガイドラインに沿って1年間のカリキュラムを作っているので、その準備に忙しいのか、先生が時間ができたときに投稿されているので、1ヶ月前のことであったりもします。あまり活用されていないと思います。
※アメリカの教育システムは日本より半年ほど早く始まります。
小学校は幼稚園(キンダー)から5年生まで、6~8年生が中学で9年生から高校です。そして高校までが義務教育となっています。
やはり紙のレポートがうれしい
こちらの写真は去年までいただいていた紙のレポートです。
1年から3年生まで息子が担当されていた先生はきっと「書く」ことが好きだったのか、1年と2年生の時はほぼ毎週のようにレポートがありましたが、3年生になったときには、先生も忙しいのでしょう、隔週になりました。毎週毎週、生徒分をコピーして生徒に渡すのは大変だったと思いますが、それでもどういったことがやっているのかわかったし、先生とコミュニケーションが取れていて安心していたものです。個人的に言えば、わたしの英語の勉強にもなっていました。
大切なことは、人と人とのふれあい、コミュニケーション
@see http://www.citizensnyc.org/grantee/friends-cpe1
ClassDojoアプリは無料で登録すれば誰もが使えます。でもその反面、子供の写真が”シェア”されるわけですし、その安全性はどうなっているのか?と疑問を抱いている親もたくさんいらっしゃいます。
これだけIT関係が発達すれば、こういったインターフェイスはとてもありがたいことだとは思いますが、ウチの場合だけを見れば、先生が忙しく使いこなせていないので使っている意味があるのかと考えています。それに息子の担任の先生は、今年新任としてやってきたので、学校のシステムに慣れなければいけないなど、通常よりも負担が大き
かったのではないでしょうか。多分、来年も同じ先生だろうから、そうすればもっと活用されるのかもしれません。
幸い息子の通っている学校は常に親のボランティアを大切に思ってくれていますし、時間があれば予約なしでも担任の先生と話すことができます。もちろんメールでも良いのですが、やはり時間が短くとも1対1で話すことが一番大切だな、とつくづく感じているこの1年です。
※蛇足ながら、私と担任の先生とは週に1度は5分くらいの短い時間ですが、お話をさせてもらっています。先生も生徒も親もそれぞれ慣れたのか、学年の始まった9月と比べて、それぞれの関係が穏やかな空気に包まれています。