お世話になっております。システムガーディアン加藤です。
先週は出張やらカンファレンスがあり、ついつい暴飲暴食。
今週は健康的に過ごす事に。
それはそうと業務でYamahaRTX1210の設定。
M氏にはRTX1200で確認をしてもらう。感謝です。
こちらでも事務所でRTX1000を引張り出してきて設定。
だが、こちらRTX1000とか1100は初期化したのはいいけど、アクセスできないという状況に。そう、このRTX1000やらRTX1100はコンソールから設定するのが基本だがCOMケーブルがないと設定が面倒だったりします。でも今時COMケーブル付いてるパソコンは少ないしわざわざCISCO以外のケーブルを買うのも面倒です。RARPサーバーを立てるなんてそれもきついですしね。
…で、少し躓いたので、アクセスする方法を記録。
今時RTX1000やRTX1100を使う人はいるのか不明だが、
記録として書いておきます。
ちなみに発売当時は10万円程で、現在新品は6~7万円。
中古だと3000~6000円で売られていたりします。
まぁ、秋葉原で結構安く放出されていますしね。
RTX1000 RTX 1100 コンソールケーブル無しの設定 全体の流れ
結論から書くと初期化すると初期状態だとIPv4が設定されてない。
つまりアドレス指定してtelnetでホスト特定できないので接続できない。
RARPサーバーを立てるか、コンソールケーブルが必要。
だだ、IPv6は初期状態で設定されているので、
調べてIPv6でtelnet接続してIPv4を設定する。
判れば簡単なのですがね。
分かってしまえば。
では手順など。
まずは初期化してLANケーブルを繋げます。
初期化は裏にある「INIT」ボタンを押しながら電源をON
表側のランプがピカピカ光り、中でカチリと音がします。
これで初期化完了。
私の場合なぜか設定ファイルが残った?ので数回繰り返し。
初期化ですから数回繰り返しましょう(気持ち的に)
終わったらRTX1000の裏のLAN1にLANケーブル差して
パソコンと繋げます。
パケットキャプチャーソフトを入れます。
当然、この状態でいくらLANケーブル差しても接続できません。
本体のIPv4自体が設定されてないのでtelnetもできません。
そこで、この接続不明状態で、全方向にPINGを打って
パケットキャプチャーすると、IPv6の怪しい見つかるっていう流れです。
当然ですが、通信を記録するソフトを入れパケットを記録します。
WindowsですとWiresharkですね。
下記の本家からダウンロードするか、
https://www.wireshark.org/download.html
窓の杜からダウンロード。
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/wireshark/
Wiresharkの使い方は簡単、
起動して左上のList the availabe interfacesを押して、
キャプチャーする部分を選びます。
今回はLANジャックを選択
パケットキャプチャーして探しだす。
インストールを済ませたら、起動し、別にコマンドプロンプトを起動、全力でPINGを打ってパケット取得。
Windows機からコマンドプロンプトで全方向にPINGを打ちます。
マルチキャストでping打ちです。
arp -a
結局何も帰ってこないのですが、パケット記録をIPv6でフィルタリングすると何やらYamahaと。
ここで fe80::2a0:deff:fe28:d9d1 がIPv6になります。
ここにtelnetすれば繋がります。
ちなみに今更なんですが、本体の後ろのMACアドレスシール貼ってあります。
MACアドレスをIPv6変換できる人はぜひ。
私はどうしても失敗しましたけど。
telnet クライアントで接続
あとは通常通り接続するだけですね。
telnetできるならなんでもいいのですが、
私はRlogin、もちろんTera Termでも可能
接続してたら
> administrator
と打って管理者モード
# ip lan1 address 192.168.1.1/24
# ip lan2 address 192.168.1.2/255.255.255.0
# save
上記で再起動して接続完了。
IPv4つながってしまえば、もうやりたい放題ですね。
あとは手順通りにPPPoEやらネットワークを組みます。
この躯体が悪いのかSAVEを数回書いたり、再起動したりっていうのは組み込み系のデフォで。