
こんにちは、カトーです!
6月2日から台北で開催されていた COMPUTEX 2026 に行ってきました。
今回は、別のIT機器の検証・サポート団体絡みの話や、メーカーさんとの打ち合わせ、社員研修、さらに知人関係の予定など、いろいろな目的を兼ねた出撃でした。
……が、出発前からなかなかの波乱です。
予約していたホテルは「改装が終わりません」と直前で変更。
さらに、行きの飛行機は台風の影響でまさかの2便キャンセル。
「なんとか台北に着いたぞ!」と思ったら、今度は現地で雷雨。
いや、これ別の台風来てない?というレベルで、なかなか濃いスタートとなりました。
そんなこんなで、移動から現地対応まで本当にいろいろありましたが、せっかくなので備忘録も兼ねて記事として残しておきます。
え?仕事ですか?もちろん、ちゃんとしてます!!これも仕事ですよ。
COMPUTEX TAIPEI(コンピュテックス タイペイ)とは
COMPUTEX TAIPEIは、台湾・台北で毎年6月上旬に開催される世界有数のコンピュータ関連見本市です。PC、サーバー、半導体、AI、データセンター関連機器など、ITハードウェア分野の最新技術が集まる展示会です。台湾は、世界の半導体・電子機器産業において非常に大きな存在感を持っています。半導体製造受託、いわゆるファウンドリー市場では世界シェアの60%以上を占め、7nm以下の最先端半導体では90%以上を台湾企業が担っているとされています。なかでもTSMCは、単体で世界市場の約70%を占める代表的な企業です。また、AIサーバーやデータセンター向け機器の分野でも、台湾企業は世界シェアの90%以上を製造しているとされ、Foxconn、Quanta、Wistronなどが市場を牽引しています。冷却・熱対策関連でも約70%のシェアを持つなど、AI時代のインフラを支える重要な存在です。PC分野においても、ASUSやAcerといった台湾ブランドに加え、QuantaやWistronなどのEMS企業が、HP、Dell、Appleなど世界的ブランドの製品製造を支えています。つまり、半導体、PC、サーバー、AIサーバーのいずれにおいても、台湾企業は世界のIT産業の中核を担っており、その最新動向が集まるCOMPUTEX TAIPEIは、非常に重要な展示会といえます。
以前は日本のInterop Tokyoでも十分に業界動向を把握できましたが、現在は半導体やAIサーバーの中心が台湾に大きく寄っており、COMPUTEX TAIPEIの存在感はますます高まっています。時代の流れを感じる展示会です(カトー談)

そんなわけで今回は、弊社スタッフ数名に加えて、株式会社ギークフォースの齊藤氏、そして世界的にも有名なオーバークロッカーであり、知人でもある duckさん たちと一緒に行ってきました。
ちなみに私は、2泊3日を超える旅というものを、これまでほとんどしたことがありません。
……なのですが、今回は台湾に着く前の時点で、すでに飛行機が欠航。
前日の羽田空港から始まり、翌日は成田空港へ移動。さらに別の航空会社の便を取り直し、成田空港近くのホテルに1泊。
つまり、まだ台湾に着いていないのに、この時点で2泊3日です。この時点で、すでに旅の難易度が少しおかしいことになっていました。

会場全体の様子については、公式サイトや各種情報サイトを見ていただいた方が正確かと思いますので、ここでは私が見てきた範囲で書いておきます。今回、私はどちらかというとインフラ寄りの機材を中心に見て回っていました。
やはり国内の展示会とは少し雰囲気が違いますね。
国内のラック系展示は、良くも悪くも非常に行儀が良いというか、きれいに収まっていて、配線も見せ方も整っている印象があります。
一方で、COMPUTEXの会場では、
「え、これ本当に動かす前提の機材ですよね?」
「電源まわり、かなり本気じゃないですか?」
「冷却、もう見た目からして強そう」
という、なかなかパワフルな機材を見かけることが多く、見ていてかなり楽しいです。
特にラック系やGPUサーバー、冷却まわりの展示は、国内展示会の“きれいにまとめた製品紹介”というより、
「とにかく性能を出す」「冷やす」「積む」「動かす」
という圧を感じました。

個人的に「おおっ」となったのが、88TSK02 フィールド終端プラグです。
シールド付きツイストペアケーブルを、設置現場でそのまま直接終端できるというものなのですが、ブースで速攻で終端コネクタを作っている動画を見て、
「ほうほう、これは現場で便利そうだぞ……」
となっていました。
しかも説明を見ると、実用新案特許とのこと。
こういう地味に見えて、現場ではかなり効いてくる系の工具・部材、個人的にはかなり好きです。
ケーブル周りって、普段はあまり派手に見えないのですが、現場で作業していると、
「ここで早く、きれいに、確実に終端できるか」
が地味に効いてくるんですよね。
ともかく色々、後でまとめます(汗

ご協力いただき、ASUS本社のラボへ伺わせていただいたり、夜市で賞味期限18日のビールを飲んだりと、今回の台湾は本当に充実した時間となりました。
いや、賞味期限18日のビールって何だよ、という話ですが。これがまた、ちゃんと美味しいんですよ。
台湾、侮れません。また、今回お世話になった方々も多く、まだきちんとご挨拶できていない部分もありますので、後日あらためてご挨拶のうえ、記事の中でも触れさせていただければと思います。
まずは、この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
なお、COMPUTEX以外の時間については、基本的に各自自由行動という感じでした。
ですので、スタッフそれぞれが見た台湾、食べた台湾、迷った台湾、たぶん何かしらやらかした台湾なども、そのうちこのブログに上がってくるかと思います。
また私もそれぞれのまた記事としてまとめたいと思います。
帰国へ、韓国経由で

帰りは帰りで、どうせ安い航空会社で帰るなら、さらに安くなるトランジット便でいいんじゃないか、ということで、今度は韓国・仁川国際空港経由になりました。しかも、乗り継ぎ待ち時間は 9時間。……9時間。これはもう、空港でじっとしている時間ではないだろうということで、一度韓国へ入国することにしました。仁川国際空港の隣駅にある 雲西駅 まで移動し、駅近くの「コギチャチャ(고기차차)」というお店へ。そこで焼肉を食べながらビールを飲んでいたところ、店員さんから、「チャミスルで割るといいですよ」とアドバイスをいただきました。いわゆる ソメク という、焼酎+ビールの韓国では定番の爆弾酒です。ビールの爽快感に、チャミスルのキレが加わって、これがなかなか美味しい。ただ、飲みながら思いました。「ああ、これはホッピーの強化版だな……」と。

え?台湾のCOMPUTEX記事ですよね?
はい。帰り道で韓国に寄っています。
安い航空券を選んだ結果、気がつけば台湾だけでなく韓国の焼肉とソメクまで楽しむことになりました。
旅というのは、だいたい予定通りにいかない方が記憶に残るものです。
まとめ
台湾の光華商場をはじめ、今回もいろいろな場所を見てきました。気がつけば、昨年台湾で開催された HITCON から数えて、台北を訪れるのはこれで 7回目 になります。
……いや、行きすぎでは?
と自分でも少し思いますが、せっかくここまで見てきたので、台湾のPCパーツ事情や現地の雰囲気についても、どこかで少しちゃんと記事にしておきたいと思います。
国内で主要なPCパーツがほとんど製造されていない現状を考えると、今後も大きな意味での国内流通や調達のあり方は、きちんと考えていく必要があると感じています。
単に「海外製品を仕入れる」という話だけではなく、どのような機器が必要とされているのか。現場では何が求められているのか。どの製品が国内のニーズに合っているのか。そういった部分を見ながら、システムガーディアンとしても、必要な機器やサービスをきちんとご提案・ご対応ができるようにしていきたいものです。
え?また台湾へ行く口実ではないかって?違います。
たぶん。
