インターネットに接続される機器がコンピューター関連だけではなく、IoT家電と呼ばれるテレビやオーディオ機器など色々な機器が接続されるようになりました。
当然インターネットへの接続は有線LANや無線LANでの接続が必要となりますが、インターネット接続しないがデータ転送の為だけにWiFi接続を行う機器がありました。
それはバイク用のドライブレコーダー。
車用のドライブレコーダーはディスプレイ・カメラ・レコーダーが一体となっている事がほとんどですが、バイク用のドライブレコーダーにはディスプレイレスで録画した映像はスマートフォンで確認するという機能がある物が多いようです。
今回はバイク用のドライブレコーダーのWiFi接続しなにか情報を得る事ができるか確認してみます。
対象の機器
デイトナ製 MiVue M760Dを使用します。
前後カメラ、レコーダー本体、GPU一体型リモコンという構成で、電源は+-とACCを使用するタイプです。
Wi-Fi接続
レコーダー本体を電源に繋ぎ15秒ほどでSSIDが確認できるようになりました。
SSIDはユニークですが、パスワードは固定で1234567890でした。
(マニュアルにはSSID、パスワードの変更方法の記載なし)
起動は速いようです。消費電力は12V990mAと他の製品と比べ高いように感じますが本体の速度がその辺りに反映されているのかもしれません。
レコーダー本体のIPは192.168.0.1、クライアント(スマホ)へは192.168.0.100が割り当てられました。
割り当てられるIPは192.168.0.100のみでクライアントは1台のみ接続可能となっている様です。
開放ポートの確認
Nmapで開放ポートを確認してみました。
80番と554番が開いています。この構成は防犯カメラに多いのでバイク用ドラレコもベースは防犯カメラと同じなのではないかと予想できます。
80番ポート
httpですのでブラウザから192.168.0.1を開いてみます。
画面キャプチャを忘れましたが404が表示されます。
ポートが開いているのでからなにかあるのだろうとDIRBで確認してみました。
index.htmlがありますので開いてみます。
それらしい画面が出てきました。
Camera Controlを開いてみます。
Network SettingとMenu Settingのメニューが出てきました。
この後は設定項目が表示されるのですが、ドライブレコーダーのメーカーが公表していないようなのでここまでとします。
気になる方はこの先を試して見て下さい。
今回はここまで
554ポートもビデオ情報が確認できるのか試したかったのですが今回は時間が足らずここまでとなりました。
今回のドライブレコーダーで分かりました各箇所出来合いのコンポーネントで構成されている事がある様です。
中国のコンポーネントを開発しているメーカーは知らない間に無くなっていたり、アップデートが期待できなかったりとセキュリティ面で問題が発生してもそのままという事も多いので注意が必要です。
特に家電はセキュリティ面で問題があっても放置されている事も多いので家にある機器を調べて見ると良いと思います。
554番ポートについては後日改めて調べてみます。