こんにちはカトーです。2022年も始まりました。今年も宜しくお願い致します。
気がつくと法人化して8期目になろうとしています。2006年4月に個人事業として設立してから16年たちます。
そうなると検証機器やジャンク品、交換した古いハードウェアなども増えてきます。定期的に廃棄していますが微妙に使えるかも?と残す物も多くなります。
先日ルーターにlinuxベースのルータ用ファームウェア入れてたりしていましたが、今回はNASに一般的なLinuxを入れてみようと思います。
ちなみにUbuntuとかCentOSとか入れたけど戻したいとか単純に復旧したいという人は一番下に書いてありますので、どうぞ。
機器のスペック
このモデルは2012年05月発売でCPUはIntel(R) Atom(TM) CPU D2550 @ 1.86GHz)搭載で使うには非常に悩ましいモデルです。
現在は販売終了で秋葉原のジャンク屋ではHDDなしの状態で2,000円ぐらいで売っているものになります。
もう何年も動いていない機器ですが、起動するとBIOS設定が保存できないのとファンから異音がしますのでボタン電池とファンも分解して交換しておきます。サイズ的にLEDファンしかなかったのでとりあえずこれで対応
あとはLinuxのイメージをUSBに焼いて筐体裏のBOOTスイッチをUSBに切り替えるだけです。
BIOSのBOOTでも設定はできますが、初期のブートでは強制的にストレージを読みにいくので、BIOSを上書きするか大人しくUSBに切り替える必要があります。
あとは普通にインストールが進みます。
やはり普通にデフォルトで使うのが良いよね
LinuxベースのアプライアンスならバンバンLinuxブチ込む人はお気づきだと思いますが、全面のパネルやスイッチがカスタマイズされていますのでデフォルトの機能は使えなくなります。もちろんマウントしている機器制御を書き直せばいけますが非常に面倒だったりします。
またPRTGは違うの入れ直す必要ありますし、2つのNIC切り替えも指定が必要になりAD連携も意外と面倒。
ここまでインストールして記事を書いていますが、はっきり書くとデフォルトのOSを使うこと推奨です。
復旧・元に戻す場合
もう戻したいっ!と思った場合は公式ページ(https://www.buffalotech.com/products/terastation-5000n-series)からDOWNLOADタブに進み、Bootable USB recovery image for TS5000 series. からダウンロードします。
TS5k_recovery_260.zip を解凍し、梱包されているDDWin.exeを利用してUSBでイメージを作り、裏側のスイッチをBOOTに切り替えて、USBブートすればOKです。
※注意 この作業はHDD領域に書き込みがあるので、単純にファームがウェアが壊れて復旧したいという人はハードディスクは一度抜いて違う筐体でデータを抜く必要があります
デフォルトのUSBブートイメージは少し古いのでGUI側からファームウェアをアップデートすればOKです。
最後に
NASだけでなく防犯カメラ・NVRやルーターやSTBなどLinuxベースのものが多くあります。ラズパイなどのシングルボードもいいですが、既存製品のカスタマイズも面白いですね。時間があればBIOSの書き換えてみたいところです。
ではでは