仕事で色々な環境を触ることがありますが、ふとBeOSが気になったので後継派生?なOSな「Haiku」の環境を用意してみましたよ。
はっきりいうと仕事というより遊びですが。
そもそもBeOSってなんだよ?という人が多いので書いておくと、Apple社で開発責任者を務めたJean-Louis Gassée氏らが1990年に独立してBe社を設立し、UNIXなどの既存のコードをベースとするのではなく、すべて新しく書き起こしたOSです。
同社のワークステーションであるBeBox、またはPower Mac、PC/AT互換機で動作し、メディアOSとしてマルチメディアを扱うことに長けていた。洗練された設計で、非常に高性能なOSである。発表当時同じPowerPCで動くMac OSよりも遥かに高速に動作し、「PowerPCの真価を発揮した」とユーザーを驚かせた。
POSIXと互換性がある。
マイクロカーネルを採用。これはマルチプロセッサ対応を最初から意識した設計である。
APIがオブジェクト指向の言語C++で書かれている。
全体が高度にマルチスレッド・マルチタスク化されており、並列・並行処理のパフォーマンスに優れる。
データベースのように動作する、ジャーナルファイルシステム対応 64ビットファイルシステム BFS。
シングルユーザーのパーソナル指向OS。
OS単体での販売が終了した後でも、楽器メーカーのローランドがエディロールのブランドでビデオ編集専用機のDV-7DLで組み込みOSとして使用[1]しており、単体のシステムとしてより若干長く現役で活躍していたOSでもある。
……と偉そうに書きましたが、お恥ずかしながら触ったことがないのです。
eOS自体やその類はほぼ立ち消えたようですが、有志の方々が意識を継いで、再現しようとがんばってるHaikuプロジェクトというのがあり早速触ってみましたよ。
早速 HAIKU ダウンロード
まずは早速ダウンロード、
公式サイト:https://www.haiku-os.org/ へアクセス
早速ダウンロード、64bit版を早速ダウンロード。
haiku-r1beta1-x86_64-anyboot、haiku-release-anyboot.isoをVirtualBox に用意。OSの種類はOther/Unknown(64-bit)を選択。デスクはどうなるか不明なので、128GB メモリは16GB程を与えてみます。
インストール開始
bootイメージから起動するとハードを読み込み数秒で起動開始。
日本語を選択。
注意書きがあり、続けます。
インストールする先のディスクが初期化が必要と出るので、まずはOKをクリック。
インストール先は選べないので、パーティションを設定をクリック。
VirtualBoxで付与したディスクがあるので、Be File Systemにフォーマット。
おい、本当にいいか?と聞いてくるので、続けるをクリック。
ボリューム名、ブロックサイズともにそのままで、初期化をクリック。
おいおい、大丈夫か?と聞かれるので、変更を書き込みをクリック。
無事にフォーマット完了。
続けて、ディスクを選んで、マウントをクリック。
分かりづらいが、左上の四角でこのウィンドウを閉じます。
そうするとインストール先が選べるので、選択。
あとは、再起動すれば完了です。
激早です……ここまで数分です。
早速起動 HAIKU
なかなかの動きです。BeBookがブラウザのようですので、クリックして普通にブラウジングしてみます。
普通にブラウジングが出来ます。多少ブラウザのCSS挙動が違いますが、いい感じです。
ちなみにUSER_AGENTにはMozilla/5.0 Mac Intel Haiku と……なかなかコアな感じで記録されます。
実際に動的コンテンツや広告が読み込まれると、JSでまだエラーが吐かれますが、エラー後もサクッと終了します。某ブラウザのようにメモリしっかり放さないという事がないので、キビキビ動く感じがします。
触ってみてどうか?
日本語の入力は他のディストリビューション同様に、フォントやIMなどビルドしないとだめなようです。それ以外は本当に新鮮で初心に戻れた気がします。最近では自作OSなども一部のユーザーで熱いようですので、これはいつか時間が取れたら手を付けたいところ。そもそもですが、WindowsやMac、Linuxなど普段当たり前に触ってますが、まったく違う考えで作られたOSを触ると刺激を受けますね。