固定IPでない回線でも、PPPoE+ネットボランチを使うことでIPsecによる拠点間接続を行うことが出来ます。ネットボランチはダイナミックDNSサービス(DDNS)で、IPが変わるとYAMAHAのDDNSサーバに通知を行いレコードを更新してくれるといった仕組みです。
導入するデメリット
DDNSがクラックされた場合の拠点間接続などはまずかったり、DDNSがダウンすることによるネットワーク接続断のリスクも障害点を増やすことにより高まります。
結論として
DDNSを使わずに固定IP契約による設定が一番良いのは本当ですが、メリットがデメリットを上回ると判断した場合は導入するのもありです。
sg-examplehostとしてDDNSに登録してみる
1 2 3 4 5 |
pp select 1 netvolante-dns hostname host pp server=1 sg-examplehost netvolante-dns go pp 1 netvolante-dns use pp server=1 auto save |
確認してみようね
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 |
pp select 1 show status netvolante-dns pp コマンド "pp select 1" を入力しました。 コマンド "show status netvolante-dns pp" を入力しました。 [ コマンド入力結果(最新の実行ログ) ] # pp select 1 # show status netvolante-dns pp (Netvolante DNS server 1) ネットボランチDNSサービス: AUTO インタフェース: PP[01] ホストアドレス: sg-examplehost.aa0.netvolante.jp IPアドレス: 153.xxx.yyy.7 最終更新日時: 2017/12/29 13:14:24 タイムアウト: 90 秒 (Netvolante DNS server 2) ネットボランチDNSサービス: AUTO インタフェース: PP[01] ホストアドレス: IPアドレス: 最終更新日時: タイムアウト: 90 秒 # コマンドが正常に実行されました。 |
このようにネットボランチのDDNSに登録されたホストを信頼することで、固定IP契約でなくても拠点間接続やL2TPによるVPN接続用のホスト名としての利用が出来るのです。
お疲れ様です。