今更聞けないERPの基本

  • 2017年7月28日
  • 2017年7月28日
  • 加藤
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こんにちはカトーです。先日、居酒屋で知り合った人とSAPなどの話になったので、少し考察ですよ。ERPやMRPやSCPやBOMやRPAやら……色々IT用語多くなって話の流れを確認しないと何の略語かわからないことありますよね。ちなみにお酒飲んでの会話でAIMが下手で、なんて話していたらまったく違うジャンルで途中までかみ合った事ありましたよ。コントみたいに。

そんな訳でERPについて書いてみたいと思いますよ。

 

ERPの基本と現在の状況

さてERPという言葉が使われるようになって、さらに最近ではクラウド型のERPも増えてきました。今日のニュースでは、リコーやオラクルまでクラウド型ERPが各社プレスを発射しております。ERPの仕組みは大企業の7割以上、中堅中小企業の半分程度がERPを利用されていると聞きます。そして現在はオンプレ(会社にサーバを置く)からクラウド(オンライン上)の移行させるという段階になっております。そんな訳で導入した会社のサーバのリプレース・保守切れを見越してクラウド化を狙い、また導入してない会社にはクラウドサービスを進めるという商戦が繰り広げられています。

@See
リコー、多様なビジネスプロセスに対応できるクラウドERPを採用
オラクル、SCM Cloudを強化した「ERP Cloud」最新版について説明

また、あまりシステムに詳しくない人に「ERPって何ですか?」と聞かれた場合、「業務を集中して管理できる基幹系情報システムです」とか「会社の情報を全て一元管理できるシステムです」とは答えるのですが、「お、そうですか」とあまり芳しい反応がないのも事実です。よく図にして説明するとこんな感じです。
つまり今まで経理はXXXソフト、物流管理はXXXソフト、仕入れ計算はXXと色々使ってたのを統合させるのがこのERPという形になります。ただERPというだけでそれぞれのソフトウエアによってどこまで連携できるのか違いがあります。またこの導入にはある程度手腕も必要になります。具体的に書くと、たとえば生産工場で利用してる基幹システムのソフトウェアをこのERPで管理したいとした場合、通常はCSVや一般的なフォーマットで任意の場所にファイルを置くかデータベースに入れ込むのですが、そのフォーマットが特殊な場合、カスタマイズが必要になります。

 

ERPの代表的な会社と製品

 

SAP

ドイツ本社のヨーロッパ最大級のソフトウェア会社です。売上高は世界第4位、マイクロソフト、オラクル、IBM に次ぐERPの最大手。特に大企業向けのエンタープライズソフトウェア市場においては圧倒的なシェアを持っています。SAPの製品は、ERPに代表されるビジネスアプリケーション群をリリースしてます。同社を成長させたのはSAP R/3というERP製品で、この製品のリリースを機に約10年間で売上高約20倍に。

オラクル

IT関係で知らない人はいないという通称”DB帝国” 民間法人や公的機関を対象とするビジネス用途に特化した世界第2位のソフトウェア会社です。ソフトウェアからミドル・ハードウェアまで全ての商品群をラインナップとしてERPなどの商品は積極的なM&Aによって自社プロダクトに取り入れ発展させています。またIT企業を買収・吸収して大きくなっているので、OSS界隈からは嫌われていたりします。最近ではOracle ERP Cloudをリリース

マイクロソフト

言わずと知れたWindowsOSの会社、ERPは買収を通じて参入。MSオフィス製品と連携ができるという利点を活かして、シェアを広げています。最近ではMicrosoft Dynamics 365をリリース。

マイクロソフト

最近、導入が増えてきたGRANDIT株式会社。日本初、完全Web-ERP GRANDIT

 

GRANDIT株式会社

昨年くらいから、クラウド化の流れが多くなってきました。そして冒頭にあるように各社クラウド製品を打ち出しています。大手はなかなか難しいですが、中堅規模の会社のシステムはこの流れにのるというのが専門家は皆予想しています。確かに導入コストは安いのですが、一度導入したら切り戻りができないというのも怖いとこです。また会社としても何かERPの導入支援サービスも考えてはいるところです。

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