AWSの定期メンテナンスがありますが、その場合の対処方法です。手動で対応しない場合は自動でスケジュールどおりにリブートがかかるので、事前に準備しておかないと障害になります。
予算があれば、ロードバランサーで冗長化しておいて、ユーザのアクセスがいかないように整えてから行うのがベターですね。
今回は手動で対応する手順です。
イベントからメンテナンス対象のインスタンスを確認できます、イベントステータスが”Scheduled”になっていますね。
こうなった場合にインスタンスに対して何も行わないと2017年4月24日に自動でリブートがかかることになります。趣味のブログ程度ならどうでも良いですが、お客様のサーバに対してはそういうわけにはいきません。
また、AWSの各サービスのメンテナンスを考えて疎結合な設計を行っておかないと、後で痛い目に合います。お客様とも構築段階でその点について事前にすり合わせる必要がありますね。他にはライブマイグレーションで無停止メンテナンスを行ってくれるクラウドを使うというのも手です。(執筆日:2017年04月11日)
イベントタイプに注目
【System-reboot】なのでstop > start式の対応をする必要があります。
【instance-reboot】の場合はrebootの対応で大丈夫ですが、stop > start式での対応を行えばミスがありません。
メンテナンス対象のインスタンスを【停止】させます。
インスタンスの状態がstoppingがstoppedに変化するまで待ちましょう。
インスタンスの状態が”stopped”に変化したら、次は【開始】を選択します。
【開始する】を選択します。
起動しました。WEBサイト等を確認して挙動に問題がないか確認すると良いですね!
確認してみよう
イベントの表示がなくなりました。
メンテナンスの通知がきてもあわてず対処しましょう。
AWSは台数が増えるとメンテナンス通知におっかなびっくり、ひやひやすることになりがち。AWSを選択する際で運用面で少し負担で考えてしまう部分かな?
ライブマイグレーションしてくれるクラウドが普通にあり、この部分は自動化や便利なサービスを提供してくれるAWSらしくない気がします。近い将来ぱわふるに改善してくれると嬉しいですね!(執筆日:2017年04月11日)