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こんにちは、duckです。

こちらで記事をかかせていただくのは2回目となります。

長くOCをやってると、当然色んな出来事があります。
今が一番熱く楽しいのはもちんろんのこと、過去にも楽しい事が沢山ありました。
ここでは、そんな新旧のエピソードも織り交ぜながら、まったりと更新していきたいと思ってます。

あまり昔話をしたがらない?私ですが、たまにはね~という感じで今回は古いパーツのお話しを。

 

duck人物紹介:duck @下川 泰和 パソコンを高速化させる”オーバークロック”において数多くのオーバークロック世界記録を樹立した凄い人。現在はパソコンパーツの監修をしたり、パソコン系の漫画の監修をしたり、自宅でひたすらPC三昧のロックギタリスト。(詳しくはwikipediaへ) 必殺技:液体窒素を人の頭にかける事

 

 

 

メモリ(DRAM)のOC

 

どのパーツも好きですが、昔も今もメモリ(DRAM)は特に好きなので、今後はどうしてもメモリ関係の記事が増えるかもしれません。

だって、普段のPC作業においてもCPUのクロックばかり上げるよりメモリをちょっとチューニングした方が、断然体感も数字も速くなりますしね。
OCはちょっと・・・という人も是非試していただきたいジャンルです。

 

SDRAMの時代からOCにおいて重要な立ち位置だったDRAMですが、OC界に大きな影響を与えだしたのは、マザーボード側で細かくレイテンシなどを設定出来る時代になってからでしょう。
2000年代前半ですかね・・・。

それまでは、世界的にみてもOCの記録はCPUのクロックに依存するものが多かった時代でした。
OC=CPUのオーバークロックとイメージしてる人もいまだに多いはず。
しかしながら、DDR-SDRAMの登場と共にメモリの動作クロックも上昇し、マザーボード側のFSB耐性も向上した事から『CPU+マザーボード+DDRメモリ』この3点のバランスがとれていないと記録が出ない時代に突入しました。
この時代からがOC競技においてもメモリ戦争の幕開けと言えるでしょう。

 

今より大変だった?

 

とはいえ、現在とは違い当時はまだOCがパーツメーカーに正式には認められていない時代です。
メモリを高クロックで稼動させる為に必要なマザーボードも電源もありません。
OCを前提に設計されてないが為に、適切な改造を行わないと、まともにOCも出来ない事もザラにありました。
メモリに供給する3.3vラインを4v以上に強化する目的で電源を腑分けして、基板の3.3vラインを改造したり、マザーボード側のパターンを切ったり貼ったりして超高耐性DDRメモリを迎え撃ったもんでした。
もうこの頃の思い出といえば基板の焦げた匂いばかりです・・・。

 

思い出のWinbondチップ搭載メモリ

 

そんなわけで、どの世代のメモリにもその時代を彩った名優が存在してきました。
つまり各時代で突出した能力を持ったメモリが存在したワケですが、このDDR1の時代で言えば間違いなく『Winbondチップ』を搭載したメモリでした。
定格の電圧では寝ぼけたような動作しかしませんが、コイツは恐ろしく電圧と冷却に反応します。
電圧をぶち込み、思いっきり冷やせば、異次元な高速動作が可能となったもんです。
私も何度もコイツのお世話になり、WRを連発することができました。

世界で初めてスーパーパイで20秒を切った時も当然このメモリを使ってました。
今のWRは5秒くらいと、それこそ時代を感じてしまいますが(笑)

最適な温度は-70度前後と、マイクロンほどではありませんが発熱量も大きかったですね。

非同期が主流となりつつある時代なのに、頑固なまでに1:1の同期にこだわり、

レイテンシはCL2-2-2-5……とかアホみたいな鬼設定でしたけど、やればやるほど速度が上がり夢がいっぱいでした(笑)
まぁ、ハズレも多かったですけど。

 

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当然このWinbondチップはkingston hyperX(通称-青棒)など当時の高級ブランドメモリに搭載されていたのですが、よく選別もされず、バルクで安価で売られてたりしてました。

特に末尾にBH-5もしくはBH-6とつくタイプに皆殺到しました。
後期のCH-5はちと残念でしたけどね。
ですので仕事帰りにアキバのショップにバルク探しに行ったもんです。
チップ表面の穴ポチと製造ロットを目を皿にしてショーケースに張り付いてました。
OverTopなんて毎日のようにいってたなぁ・・・。

 

当たると嬉しかったBH-5。

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後期は残念な固体が多かった。

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時代はBdieへ

 

てなワケで、そういう基準でいくと今現在のスターメモリは、

SAMSUNG製の『Bdie』と呼ばれるチップを搭載したメモリになります。
これがまたつまらん奴で(笑)

良いモノを買ってきて、良いCPUを挿し、BIOSで決まった数値さえ入力さえすれば誰でもそこそこ速度が出てしまいます・・・。
きっちり選別されてるので大きな夢もそこにはありません。
温度管理もほとんど必要ないし、そもそもSAMSUNGチップなので零下では動きもしやがりません。
ところがです・・それはそれで面白いんですよ、コレが!
いつの時代にも遊び方というものがあり、変化に追いつき続ける事もOCの醍醐味ではないでしょうか。
この、Bdieについては今後もちょくちょく出てくるでしょうから、
今日はこの辺で!

 - duck, ハードウェア

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