FinTech

FinTechとは何か?もっとも分かりやすい説明

  • 2016年3月22日
  • 2017年4月5日
  • 加藤
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FinTechお世話になります。カトーです。会社の近くの桜川公園もそろそろ桜が咲きそうで、ひそかに桜の24時間監視を実施しようかと画策しております。やはり花見は社会人のたしなみですものね。

 

それはそうと、昨今、よく言われる”FinTech(フィンテック)

 

我々のIT業界でもこの言葉を使う人が多くなってきたので、さりげなく説明です。ITサービス自体が海外から流行ってくることが多いので、国内だと説明が曖昧な部分で浸透するので、簡単に説明。先に何かと乱暴に書いておくと、FinTechとはファイナンス(Finance)とテクノロジー(Technology)の2つを併せた造語で、要はITを使った新しい金融サービスの事を総称して言います。ちなみに和製英語じゃないので、海外でも伝わります。フィンテックって言えばITを使った金融サービスの技術やその分野の技術会社を指します。

じゃ?FinTechは日本で話題になってるの?

 

アメリカだと2010年から日本だと2年くらい前から日経新聞や経済誌が書いて最近はだんだん定着の言葉です。日本だとスマートフォンでカード決済や家計簿が作れるクラウド家計簿が結構増えてきました。金融ではこの分野の会社に投資、また通信キャリアにはシェアの奪い合い。日本ではこれから勢力図が決まる大きな分野で、2016年の国内の投資家が目をギラギラさせている分野です。
FinTechちなみに上記が昨年2015年4月の海外の有名な会社図です。

(参照:FinTech Ecosystem Update

 

FinTechに問題はないのか?

日本だとauやドコモなどキャリアがカード決済を独自に進めていたり、ベンチャー企業がカード決済代行会社と組んで新たにサービスを始めたり、またはパスモやスイカなど支払いが進んだりとこのまま便利になるという考えが大方なのですが、当然、各サービスで脆弱性の問題もいずれは出てくるのは必須。それと共に重大な欠点もあります。

 

インターネットが使えることが当然の上に成り立つ技術。

 

au_wallet_point有名な所だとauのWALLETをコンビニで使うときに時間帯によってはPOSレジがKDDI側と通信ができなくて取り扱いできないなんて結構頻繁に起きています。先日、どうして使えないことあるの?と中央区八丁堀の顔見知りのコンビニ店員に聞いてみると、”うちのコンビニだと特に深夜3~4時は5~10分以上、時々通信回線の問題で使えない事多いですね”との返答されました。

 

これは何もau WALLETや特定のコンビニに関わらず他のサービスでも同じように使えないって事がたまにあります。考えれば当然分かりますが、通信するサーバーもインフラもメンテナンスが必須。コンビニであれば、ATMやPOS、また複合機や独自のネットレジもあり複数ネット回線、そして専用線やVPNなどは必須。数年前にあったエリアでのプロバイダーダウンやDDos攻撃など受けた場合、使えなくなるという事も考える必要のある技術です。

 

つい我々はインターネットは繋がって当り前、メールが届いて当たり前という認識ありますが、メンテナンスが必須というのも考える重要な事の一つです。また通信大手KDDI(au)とコンビニで上記、メンテナンス・障害が出ている状況ですので、当然この分野はバックグラウンドに通信系の技術が必須です。下手したら、どっかの業者のように一気にサーバーダウンして株価も下がるなんてありえますからね。

 

投資についても警鐘

 

またこの分野の企業についても、先日の日経でフィンガーテクニックだと比喩だという記事も出ています。

不可逆的な流れであり、かつ、必然としてとらえている。そして、テクノロジーから金融の未来を読み解くことが重要だと考えている。テクノロジーは嘘をつかず、バブルも起こさない。バブルを起こすのはたいていの場合、周辺にいる人たちだ。

参照:FinTechが「フィンガーテクニック」と揶揄される理由

こちらも乱暴に解説すれば、一部の業界ではFinTech最高!バンバン融資していこうぜ!という流れに警鐘的な事。引き合いに出しているセカンドライフもそうだけど、技術的な問題も当然あるが良く考えて投資はすべきという事ですね。

 

 

 

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