0.はじめに
大八木です。今日は、自動車泥棒について書かせていただきます。全体の発生件数は、ピーク時に比べて年々減少しております。しかしながら、特定の地域では依然として多発しています。そのことを踏まえて書かせていただきますので、車を所有並びに管理している方のみならず、いろんな方に読んでいただければ幸いです。
1.自動車盗難の情勢
盗難時にキーを抜いていた「キーなし」状態の割合が高い
盗難被害にあった自動車の4台のうち約3台がキーなし状態である。
被害回収率が低い
盗難被害にあった自動車は、10台のうち約2台くらいしか被害者のもとに戻ってこない。
乗用車以外も被害が多発
貨物自動車、建設用特殊自動車、トラクターなどの被害が多い。
カーナビやナンバープレートも被害
自動車本体だけでなく、カーナビやナンバープレートが盗まれることもある。
2.自動車盗難の実態
犯罪グループが犯行に関与
犯罪グループが組織的に関与し、犯行に及んでいるものがある
ヤード等で不正に解体
ここで述べるヤードとは、警察が呼ぶヤードのことで「周囲が鉄壁等で囲まれた作業所であって海外への輸出等を目的として、自動車等の保管、解体、コンテナ詰めなどの作業のために使用していると認められる施設」のことを言うのだが、このヤードで、犯罪グループにより盗まれた車両は運ばれ不正に解体する。
海外へ不正に輸出
盗難被害にあった自動車は、解体されて中古部品として海外に不正に輸出されているものがあり、実際に海外において日本で盗難被害にあった自動車の部品等が多数発見されている。
他の車両と合体させて販売・流通
解体した自動車盗難を他の車両と合体させて真正な車両として、不正に登録を受け、販売・流通させる例がある。
組織犯罪等の資金源となっている
盗んだ自動車やカーナビ等を販売して利益を上げるなど、暴力団や犯罪組織の資金源となっているものがある。
盗んだナンバープレートを他の犯罪に利用
警察の捜査を逃れるため、盗んだナンバープレートを別車両に取り付け、他の犯罪を行うときに使用する場合がある。
3.愛車を守る盗難対策五か条ー愛車が盗まれてしまってからでは遅い!-
一、車から離れる時は必ずエンジンキーを抜く
たとえわずかな時間でも車を離れる時は必ずキーを抜く。コンビニ・スーパーの駐車場で盗難にあう車の約6割は、キーをつけたままドアロックしていない車である。
二、窓は完全に閉め、ドアロックを忘れない
窓が開いていたりドアロックを忘れると車中の金品を狙う「車上狙い(車上荒し)」の標的にもなる。車上狙いも年々増加傾向で、被害も甚大なので、まずは車にスキをつくらない。
三、路上駐車をしない
車の盗難は夜が多く、暗い道や人通りの少ない場所に放置しておくと危険である。また、路上駐車をしていた車が事故を起こした場合、過失責任を問われることがある。普段利用する駐車場は、管理人の常駐しているか防犯カメラがあり、夜間でも明るく見通しが良く、外部から侵入できないところを選ぶ。また、自宅の駐車スペースが暗い場合は、防犯用センサーライトを設置する。
四、スペアキーを車内に置かない
「車上狙い」がスペアキーを見つけて、そのまま「自動車泥棒」に移るケースがある。
五、貴重品は車内に置かない
ナビゲーションシステムやカーテレビは車上狙いの標的にされやすいので、外から見えにくくする工夫が必要。また、車を利用しないときは、ボディーカバーをかけると車種が特定されにくいため効果的である。
4.最後に
年末にかけて、今日からできることばかり書かせていただきました。少しでもお役にたてれば幸いです。それでは!
参考文献 大切な我が家を守る防犯便利帳 発行 青春出版社
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