WEBサイトのお引越し
サイトのドメイン変更やサーバー移転に伴う
引っ越し方法を紹介します。
どうして手順が必要なの?
ドメインが変わるという事は今まで築いてきた検索順位やSEOの評価が
全て白紙に戻って0になってしまうということです。
趣味のサイトなら神経質にならないでいいかもしれませんが
ショッピングサイトや会社の営業ツールとしてWEBがある場合に
検索サイトで上位にヒットしなくなるという事は
・問い合わせ件数の減少は利益の減少
・WEBサービス企業なら株価の下落
・URL変更に伴う既存顧客の減少
に繋がり大きな損失になってしまいます。
そのような理由でこれまでの検索エンジン(Googleなど)の評価を
引き継ぎスムーズに新サイトに訪問者を誘導する手順が必要なわけです。
方法1 PHPでのリダイレクト
index.phpファイルの最上部に以下の記述を行う方法。
※PHPが有効なサーバーの場合のみ
[bash] <?php
header( “HTTP/1.1 301 Moved Permanently” );
header( “Status: 301 Moved Permanently” );
header( “Location: http://新ほげほげ.com/” );
exit(0);
?>
[/bash]
方法2 .htaccessを使う方法
テキストエディタで以下の内容を記述したファイルに
.htaccessという名前をつけてサーバーの最上層に設置する方法
[bash] Options +FollowSymLinks
RewriteEngine on
RewriteRule (.*) http://新ほげほげ.com/$1 [R=301,L] [/bash]
1と2の方法を使った場合の注意
コードに含まれている301という数字は
『元のドメインに戻る事は二度とありません。』
という検索エンジンへの意思表示です。
その意思表示はブラウザにも行われる為にキャッシュとして残ってしまいます。
誤ってURLを設定した場合はブラウザのキャッシュを削除しないと
確認作業ができなくなりますので、キャッシュの削除を行いましょう。
方法3 メタタグを使う方法
昔ながらの方法。
1と2の方法はスパムに使われる場合も多いことから
数秒置いた後によるリダイレクトをGoogleのスパム対策チームマットカッツは推奨しています。
というのは、あくまで訪問者の意思や確認がある上で別のURLにリダイレクトを行う方法が望ましいとのことです。
ただし、Google公式としては301リダイレクトでの移転が最善であると勧めています。
弊社としては.htaccessをおけるサーバーであれば.htaccessでの301を使った移転を実施し、プロバイダの無料レンタルサーバーを使っている方は下記のメタタグでの移転をお勧めします。
メタタグを使う方法は以下の通りです。
下記の内容をテキストに記述して
index.htmlと名前をつけてアップロードする。
<HTML>
<HEAD>
<meta http-equiv=”refresh” content=”2;URL=http://新ほげほげ.com/”>
<style>
body {
margin:0;
padding:0;
}
#wrapper {
margin-right: auto;
margin-left: auto;
margin-top:400px;
width:1000px;
height:1000px;
text-align:center;
vertical-align:middle;
}
#center-text {
vertical-align:middle;
}
</style>
</HEAD>
<BODY BGCOLOR=”#FFFFFF”>
<div id=”wrapper”>
<div id=”center-text”>
旧ほげほげ.comは移転しました。<a href=”http://新ほげほげ.com/”>http://新ほげほげ.com/</a><br>
新サイトに2秒後に自動的に切り替わります。
</div>
</div>
</BODY>
</HTML>
[/bash]
他にもいろいろありますが
ただJavascriptでのリダイレクトはGoogle検索エンジンが
読まないのでおすすめしていません。
賢くスムーズにWEBサイトの移転を行ってくださいね!