Google DriveにGoogle Apps Scriptが作成できない!困った!
そんなときにカトー社長に助けられたので、小ネタ程度のトラブルシュート記事です。
弊社ではGoogleのG Suiteを利用しており、GAS(Google Apps Script)という自動化のスクリプトツールが使えるため、
一部業務の自動化をしよう…!と思ったところ、なぜか私の環境ではGoogle DriveにGASのファイルを作成できませんでした…。
ファイルを保存できないときの環境
使っていたブラウザ
Firefox 81.0.2 (64 ビット)
Googleのアカウント状態
- 個人で使っている @gmail.com のアカウント(デフォルト)
- 会社のアカウント
Googleの権限
管理者
という状態でした。
ブラウザ上のエディタで作成したGASを保存しようとすると、以下のようなメッセージでアクセス権を要求されます。
管理者が管理者にアクセス権をリクエストする謎展開になってしまっていました。
治った環境について
そのままFirefoxを利用するならば、きっちりキャッシュを消して、再起動でOKですが、すこし手間なので、
ブラウザのキャッシュを削除済みのGoogle Chromeに切り替え、ブラウザ右上のアカウントをGoogleAppsScript許可アカウントに設定するのが楽です。
これを実施したら無事にアクセス権のリクエスト画面は出現せず、保存ができるようになりました。
他のブラウザでもGoolgアカウントを複数使う場合は、デフォルトのアカウントを判別するのでリダイレクト時にエラーになるようです。
おそらく、Firefoxが悪さをしていたわけではなく、単純にデフォルトのアカウントが個人で利用しているものだったためと思われます。
令和の時代にこんなことあるか…?って思いましたが、多重ログイン状態のロール制御ってすごい難しい技術ですよね…。
chromeで同期で便利に使う
Google Chrome ウェブブラウザの場合は、Chrome自体にユーザーログインで同期がありますので、ユーザーを追加しておくのが楽です。
また複数Googleのアカウントを利用する状況で、このユーザーをGoogleAppsScript権限がないユーザーのままだと同様にスクリプトファイルを作る時にリダイレクトで、アクセス権限で申請になってしまいますので、
GoogleAppsScriptを作る時は切り替えて使いましょう。
お困りの皆さんも、同じ状態になっていないか確認していただき、手助けになれば幸いです。