SpotCam HD Eva
恵比寿までプラネックスコミュニケーションズ株式会社さんが、SpotCam社のクラウド録画対応ネットワークカメラ「SpotCam-HD-Eva」を5月19日より発売というので説明会で呼ばれて行ってきましたよ。
発売された SpotCam HD Eva、クラウドタイプのパン・チルト(視点変更可能)ネットワーク監視カメラ
SpotCam社の製品は、既に室内用の固定カメラ「SpotCam HD」と、それを屋外用に改良した「SpotCam HD Pro」の2つの製品があるが、今回発売になったのは、室内用でカメラ視点を動かせるパン・チルトに対応した「SpotCam Eva」の発表との事。
カメラ自身にアクセスさせるパン・チルト型はよく見かけるが、クラウド対応の視点変更できるのはこのカメラが最初。性能としてはHD720P、単体の視点は110度で左右360度、上下70度の視点移動が可能。ちなみにリモートで操作できるが、操作可能はオーナーユーザーのみ。8倍デジタルズーム機能と暗くなったら赤外線LED×18による赤外線で撮影も可能。
簡単設置で高機能、余計な機器が不要
実際に会場でも説明があったが、設置は簡単で実際に設置してみると、あっという間に設置が可能だった。公式サイトでアカウントを取得後、本体にあるスイッチをAPに切り替えて、Wifiに繋げるとクラウド上でカメラが操作可能になった。所要時間5分程度。
昔のネットワークカメラはルーターにポート設定やNAT設定……というのも一切不要。ただ本体はLANジャックはないので、wifiで設定するため、ノートパソコンなどで無線接続を初回は必要。
ちなみに現在も実際に動作中です。
凄いのは動体検知で何か変更があった場合、タイムラインにマーカーが表示されるつつ、設定すればメール通知などが可能で、そのタイムラインも見やすく、サムネイルが表示されるという点。その上、早送り画像を画面上で作成して、Youtubeにアップロード可能なファイルがダウンロードできる。(ファイル形式はflvのみ現在は対応)
私も現在アサインされている会社で、なにかしらのトラブルで現在の大手警備会社のカメラを見る事があるが、このタイムライン機能と指定時間の動画作成機能がないのでいつも面倒だと感じるが、これは本当に楽です。実際に当日説明に来ていたJacky Lin氏が台湾で撮影した24時間動画もサーバー上で1分程度で作れるという。さすがAWS。
AWS、クラウドに録画できるクラウドタイプのネットワーク監視カメラ
AWSのクラウドへアップロードさせて、ライブ動画を人数制限なしで同時視聴できるという物。既に実績としてロシアで数万人が渡り鳥の様子を視聴も行ったとの事。いままでネットワークカメラはカメラ自身に配信機能を付けて、そこへアクセスさせるという技術が多いが、今後このクラウド型のネットワークカメラが主流になるのか気になるところです。
今回このクラウド型のカメラ自体の価格はオープンプライスだが、Amazon.co.jpでの販売価格は2万9800円(税込)。
気になるクラウドでの録画は1日間録画の場合、月額・年額ともに無料。3日間録画は月額3.95ドルまたは年額39ドル。7日間録画は月額5.95ドルまたは年額59ドル。30日間録画は月額19.95ドル、または年額199ドル。
-
プレスリリース
- http://www.planex.co.jp/news/release/2016/20160518_spotcam-hd-eva.shtml
-
「SpotCam-HD-Eva」製品情報
- http://www.planex.co.jp/products/spotcam-hd-eva/