スマホ故障で感じた障害時のeSIMのこと


こんにちは、カトーです。
昨年(2025年10月)に iPhone 16 が壊れました。
今回は、この障害で学んだことを備忘録として書いておきます。

症状としては、フロントカメラが使えなくなり、異常なバッテリー消費、そして本体上部が異常に熱い――という状況でした。まあ機械ものですから、仕方ないですね。

……で、困る点。
スマホは自宅のドアを開ける鍵にもなっているし、交通系は PASMO を入れているし、電子マネーも利用してるし、そしてなによりも二段階認証がある。
さらに最大の問題は、iPhone の修理って Genius Bar を予約して……となると当日復旧はまず無理、ということ。しかも eSIM にしてしまったので、物理 SIM を差し替えて予備機に切り替える、みたいな“いつもの逃げ道”が使えない。

結果、翌日には更新(代替)で iPhone 17 になりました。
これは新しい iPhone を「だせぇ!!」と笑っていた罰でしょうか?

物理 SIM に戻したい気持ちはあるんですが、せっかくなのでこの機会に「SIM」についてちゃんと考えてみます。
概ね、BCP(事業継続)的な意味合いで。

結論から書いておくと、eSIM便利だけど壊れる前提の冗長化なら物理SIMも検討し、iPhoneもiTuneでバックアップは必ずパスかけて完全保存しようねってことです。

eSIMと物理SIMの違い

まずは簡単に両者の違いを整理しましょう。

項目 物理SIM eSIM
実体 小さなカード状のチップ 端末内蔵のチップ
差し替え 自分でできる(端末を交換しても使える) プロファイルの再発行が必要
利便性 端末変更時にカードを差し替えるだけでOK 手続き・設定が必要
トラブル時の対応 SIMを抜き出して別端末に挿せば使える サポート手続きが必要になることが多い

eSIMは「店舗に行かなくても回線契約ができる」「複数回線を1台で管理できる」といったメリットがありますが、それは端末が正常に動作している場合に限ります。


iPhone16の故障で直面した「使えない」問題

筆者のiPhone16は、今回突然起動しなくなりました。Appleのサポートに問い合わせたところ、修理対応とのこと。しかしその間、スマホが使えない=電話もSMSも届かないという状況に。

ここで問題となったのがeSIM。端末が故障しているため、eSIMのプロファイル情報を取り出せないのです。

物理SIMであれば、SIMを抜いて別のスマホに挿せばすぐに使えます。しかし、eSIMは再発行手続きが必要。しかもその手続きにはキャリアのマイページへのログインが必要だったり、SMS認証が必要だったりと、スマホが使えない状態では非常に困難です。


eSIM再発行の手間とリスク

筆者の場合、最終的にPCからキャリアサイトにログインし、サポート窓口に連絡して再発行手続きを行いましたが、手続き完了までに丸1日を要しました。

さらにキャリアによっては、eSIMの再発行に手数料がかかる場合もあり、納得しにくい負担感があります。スマホが故障して困っているときに、さらに時間とお金がかかる……正直、ストレスは小さくありません。


緊急時こそ物理SIMの安心感


この経験を通して思ったのは、「eSIMは正常時には便利、非常時には不便」ということ。

法人ユーザーやビジネス用途では特に、「いつでも通信手段を確保できる」ことが重要です。そう考えると、物理SIMのようにすぐに抜き差しできる仕組みのほうが柔軟で安心感があると言えるでしょう。


今後の対策とおすすめ運用

今後はeSIMを使う場合でも、以下のような運用がおすすめです。

  • 物理SIMとeSIMの併用(デュアルSIM)
    → 片方の回線が死んでも、もう一方で対応可能

  • サブ端末を用意しておく
    → 緊急時にすぐ差し替え・切替ができる体制

  • キャリアごとのeSIM再発行手順を事前に把握
    → PCやWi-Fi環境からでも手続きできるか確認


まとめ

iPhone16の故障を通して、eSIMの利便性と同時にその不便さやリスクも実感しました。もちろん、技術の進化としてeSIMの方向性は間違っていないと思いますが、まだまだ運用面での課題は残っています。

「スマホが使えない時にどう動けるか?」
この視点で考えると、物理SIMの手軽さと信頼性は、やはり侮れません。

eSIMの導入を検討している方や、既に使用中の方も、万が一の時に備えておくことを強くおすすめします。
特に、Authenticatorで元QRがないとかパスがないとか、意外と地獄ですよね。
iPhoneのバックアップもパス付けてないデータは、ログイン情報が抜けて復旧してもログインできませんので、バックアップも本当に戻せるかどうか一応訓練?も必要ですね。


※この記事は筆者の体験に基づいた内容です。キャリアや端末により対応が異なる場合がありますので、詳細は各社の公式情報をご確認ください。

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