OneDrive

OneDriveバックアップを解除する。

  • 2025年9月5日
  • 2025年9月5日
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2024年6月末頃から社内のWindowsの画面が変わった、ファイルが消えた、Excelのマクロや外部参照でエラー(警告)が発生していると連絡を受けることが多くなりました。

問題を確認させていただくとOneDriveのバックアップを解除しようと設定を変更したが手順に問題があり元に戻らなかったということが多いです。

(2025年に入り、Windows11 24H2にアップデートされたことで更に問い合わせが増えております。)

なぜ問い合わせが増えたのか

6月末からWindows11の仕様が変わり新規インストールされたPCにマイクロソフトアカウントでログインを行うと自動的にOneDriveへのバックアップ設定が行われるようになりました。

これだけであればこれまで使っていたWindows11環境の設定が変更になることはないのですが、既存のWindows11PCでOneDriveへのバックアップをさせようとするポップアップが表示され、社内の方が勝手にOneDriveへのバックアップを開始してしまうケースが原因で問題が発生しています。

このポップアップが原因

厄介なOneDriveの容量不足

OneDriveのバックアップはデフォルトの設定でドキュメント、写真、デスクトップがバックアップの対象となりますがWindowsユーザーが無償で使えるOneDriveの容量は5GBで多くの場合上記の3フォルダのデータをバックアップするには容量が足らず、バックアップが中途半端な状態で終わってしまうことになります。

赤いマークが並びはじめ、バックアップが終わらない問題に悩んでいると良いタイミングでOneDriveの容量を増やすようにと※1ポップアップが表示され、そして「問題が解決されるならとりあえず100GBに増やしてみるか。年間2,440円とそんなに高くないし」と進んでしまう。まるでマルウェアにでも引っかかったように申し込んでしまっている方が多いです。

(※1 Microsoft365basicのサブスクリプションに申し込み100GBに拡張するかMicrosoft365のPersonal/Familyのサブスクリプションに申し込み1TBに拡張する内容)

サブスクリプションに申し込み解決されれば良いのですが100GBでも容量が足らない場合、中途半端にバックアップされたファイルが100GB以上ある状態になります。

特にOutlookのメールデータがドキュメントに保存されている場合、この状態に陥ることが多いようです。

OneDriveのバックアップを解除する方法

OneDriveの容量が足りておりバックアップが正常に終了している場合

OneDriveの情報をバックアップします。(この作業は不要な場合もありますが念のため行いましょう。)

1.タスクバーの端にある「OneDriveのアイコン」をクリック→「歯車」をクリック→「設定」をクリックします。

onedrive

2.設定画面が開きます。「同期のバックアップ」をクリックします。

onedrive設定

3.画面を下にスクロールさせると「詳細設定」がありますのでクリックします。

onedrive設定

4.「すべてのファイルをダウンロードする」をクリックします。

onedrive設定

5.ダウンロードが終わり状態がグリーンになっていることを確認します。

onedrive設定

6.OneDriveの設定画面に戻りアカウントを開き、「このPCからリンクを解除する」をクリックします。

OneDrive設定

7.「アカウントのリンク解除」をクリックしてください。

OneDrive設定

これでバックアップ設定は解除されOneDriveフォルダから各フォルダにデータが戻ります。

以上で設定は完了です。

OneDriveの容量が足りずバックアップが終了していない状態

OneDriveの容量が足りておりバックアップが正常に終了している場合の手順で進んでいただき5.の項目は緑になりませんがそのまま最後まで進みます。

Webブラウザを起動しOneDriveのWebサイトを開きます

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/online-cloud-storage

Windowsログインに使用しているMicrosoftアカウントでログインするとバックアップされているデータが表示されます。

各フォルダの「・・・」をクリックし、ダウンロードしてください。

onedriveWeb

PC側に保存されているファイルに不足しているものが出てきた場合はこのダウンロードファイルから復旧を行います。

必要となるファイルはアプリケーションなどにより異なるため割愛させていただきますが、ダウンロードファイルを

用意しておくことで復旧の役に立ちます。

最後に

今回のOneDriveの仕様の変更はほとんどのユーザーにとっては迷惑な変更ではないかと思います。

特にドキュメントフォルダに環境が保存されるアプリケーションなどを使用している場合、OneDriveのバックアップを解除した後データが消えたということが起こりやすいのでOneDriveのバックアップは忘れずに行ってください。

また、環境や今後の仕様変更によりこの手順では対応できなくなることも考えられますので、手順通りに進まない場合は設定を進めず、最新の情報を確認するようにしてください。

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