March For Our Lives 『私たちの命のための行進』in NYCに参加してみて考えたこと

ホーム > メディア > March For Our Lives 『私たちの命のための行進』in NYCに参加してみて考えたこと

March For Our Lives

3月24日土曜日に、全米のみならず全世界各地で『March For Our Lives — 私たちの命のための行進』が行われました。

ワシントンDCには行けなかったのですが、もちろんニューヨーク市でも開催されるので、1時間という短い時間でしたが11歳の息子と参加してきました。

 

 

行進が行われたきっかけ

March For Our Lives
@see http://insider.foxnews.com/tag/florida-school-shooting

 

今回の行進が行われた大きなきっかけは、多分、多くの人がご存じでしょうけれど、2月14日にフロリダのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で射撃事件があったからです。
過去にも大きな事件が銃によって何度も何度も起きましたが、今回はその学校にいる高校生が声を上げて彼らの呼びかけでマーチが行われました。

 

 

 

過去の行進を振り返って

March For Our Lives
@see http://www.nydailynews.com/new-york/fourth-day-nyc-trump-protest-draws-5-000-denounce-donald-article-1.2870514

 

2017年、トランプが代45代目の大統領に就任する前日に、ニューヨークで大きなデモがありました。それも現ニューヨーク市長が中心になって、です。
一般投票ではヒラリー・クリントン候補がトランプよりも獲得票が多かったのに、各州の議員の数が共和党の方が多かったのでトランプが時期大統領になってしまったこと。そして彼が大統領になることにより、移民政策を始めとしたオバマ時代にやってきたことと全く正反対になることに対しての不満と不安などを訴えました。

 

 

就任式当日のウィメンズ・マーチ

March For Our Lives
@see http://www.nydailynews.com/new-york/fourth-day-nyc-trump-protest-draws-5-000-denounce-donald-article-1.2870514

就任式よりも当日に行われていたウィメンズ・マーチの方が参加者が多かったのも、人権や偏見を堂々とやってしまうトランプに対する抵抗でもありました。なので参加者の多くがトランプを擁護している共和党ではなくて、どちらかというとリベラルな民主党を応援している人達が多く、言い方を変えればとにかく反対している、それもヒステリックに、という印象も否めませんでした。

 

 

何が今までと違うのか

March For Our Lives
@see http://www.dw.com/en/march-for-our-lives-rallies-around-the-world-call-for-stricter-us-gun-control/a-43118270

(マイクを持っている女の子は、”I have a dream”で有名なキング牧師のお孫さん)。

 

今回、高校生達が立ち上がった理由は『学校は勉強を学びに行くところで、銃でいつ殺されるのか、と怯える場所ではない』ということ。

確かに目の前でさっきまで話をしていたクラスメイトが銃で殺された! 1歩間違えれば自分が殺されていたかもしれない!

そんな現実を目の当たりにして、

どうしてそういうことが起きるの?
一体政府は何をやっているの?
私たちよりも銃のほうが大切なの?

そんな素朴な疑問から動き出したのだと思います。

 

 

 

 

銃による被害は、本当に身近にある。

March For Our Lives
@see http://www.nydailynews.com/new-york/25-people-shot-48-hours-article-1.1361388

 

NY州は全米1銃規制が厳しいです。とはいえ、これは20年も前の話ですが、安全と言われているレストラン内で銃撃に遭った友達がいます。私も10年近く前には夜中に銃撃戦があって、その場所をほんの15分前に歩いていた経験があり、翌朝のニュースを観てぞっとした覚えがあります。そして必ず夏になると逆恨みの発砲事件が起きます。いえ、今でもニュースで毎日のように、どこどこで銃による被害ーー殺人ーーの報道が耐えません。

誰一人として私の周りで銃で殺されたりはしていないけれど、私にとっても銃の事件は本当に身近に感じられます。

 

 

参加者の多くは未来を変えていく子供たち

March For Our Lives

今回のマーチのすごいところは、学校や教会、映画館から公園などに行って意味もなく殺された肉親をもつ子供たちや大人たち。多くの参加者は10代の、選挙権を持たない子供たちでした。もちろん政党など関係なく、子供たちを守りたいという大人世代も多く参加しています。

 

ワシントンDCで子供たちが率直に訴えていたことは、まさに直球ど真ん中、響きました。

 

小学校低学年の男の子を連れたお母さんは、このマーチがいかに大切なのか、ということをとくとくと説明していました。ああ、こうやって政治に関係していくことがいかに大切なのか、ということを教えていくんだな、と思った瞬間でもありました。

 

 

 

 

マーチを呼びかけた人達の主張

March For Our Lives

@see https://ijr.com/2018/03/1078924-march-for-our-lives-activists/

 

今回の高校生達もわかっています。いくら訴えたところで何一つとして変わらないだろう、と。銃規制は行われない。

 

変わらないのなら、自分達で変えていけばよい。

今は選挙権がないけれど、あと数年したら選挙権が持てる。その時にNRA(全米ライフル協会)から献金されている議員を落とせばいいんだ。それに向かって進んでいこうじゃないか。そしてゆがめられた民主主義をもう一度取り返そう。

そんなうねりが見えたマーチでした。

 

 

 

新時代の幕開け

March For Our Lives
@see https://www.nbcwashington.com/news/national-international/Organizers-Hope-to-Draw-Half-a-Million-to-Gun-Control-Rally-477814963.html

 

NRAには過去にないほどの献金が集まっていると報道されています。その献金が政治家へと流れるのですね。

それに対抗してのこの運動。果たして今年11月の第2火曜日に行われる中間選挙まで続くのか、その前に大人の汚い力にねじ伏せられてしまうのか。それとも中間選挙の結果次第では、全く想像していなかった事が起きるかもしれません。
だって事件が起きてからたったの60日間で、過去最大の銃規制マーチを全世界に展開させたほどのパワーですからね。

ああ、本当に投票権が欲しい!

自分に一体何ができるのか、そんなことを考えながら彼らの動きを見守っていきたいと思っています。

りべるら (ライター)

この記事を書いた人:りべるら (ライター)

NYのハーレムに20年近く生息。1児の母。親子そろって丸坊主。旅をこよなく愛し、今でも時間あればリュックを背負って飛び立ちたいと日々思っています。

この記事に関してのお問い合わせ
御連絡・ご返信は原則2営業日以内を予定しております。
お急ぎの場合は、お手数ですが下記電話でもご対応をしております。

システムガーディアン株式会社
受付時間:平日9:00~18:00
受付担当:坪郷(つぼごう)・加藤
電話:03-6758-9166