NY『ブラック・ライヴズ・マター』ウィークで何をするの?

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Black Lives Matter

@see http://www.workingeducators.org

 

今月の2月5日から10日まで『ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)』ウィークだよ、と、先日息子の学校からメールがきました。そんな週があるなんて知りませんでした。

 

 

 

そもそも『ブラック・ライヴズ・マター』の意味は?

Black Lives Matter

@see https://www.dcareaeducators4socialjustice.org/stories/black-lives-matter-week-action

Black Lives Matter。これを直訳をすると「黒人の命も大切だ」となります。
そんなこと、当たり前じゃない。人の命は大切だよ。と思われるかもしれませんが、アメリカで、とくに黒人コミュニティーに住んでいると、その意味が全く違うように感じます。

 

アメリカの歴史をひもといていくと、奴隷制のことも含めて黒人の命は簡単に奪われることが多かったのです。今までの「白人至上主義で白人のみの命が大切にされてきたけれど、黒人の命も同じように大切なんだ」ということを主張しているという意味が含まれていると思うのです。

 

 

 

 

『ブラック・ライヴズ・マター』が起きたわけ

Black Lives Matter

@see http://www.miaminewtimes.com/news/state-bill-would-make-it-easier-to-claim-stand-your-ground-9005897

 

簡単に言うと、警察が無抵抗の、実際には何もしていない黒人を問答無用で殺す事件がここ数年おきています。それもだいたいが白人警察官によって、なのです。

 

わたしがよく覚えているのが2012年にフード付きのパーカーを着て、手に黒いビニール袋を持っているだけで殺されたトレイボン・マーティン君の事件。彼が持っていたビニール袋の中身はお菓子だったのですが、暗くてよく分からない上にフードをかぶっているので不審者と思われ、絶対に銃を持っているという思い込みで殺されてしまったのです。

この後も、似たような事件は後をたたず、怒った黒人達により全米各地でデモが行われるのようになったのです。

 

 

 

どんなことを学校で学んでいるの?


@see http://howardgfranklin.com/rule-law-accountability-requires-recognition-everyones-humanity/

 

息子に学校で何を学んでいるの? と訊いてみたら「人の正義について」との答え。それから、どうしてこういう運動が起きたのか、というところまで行くようです。

 

なんだ、黒人の歴史を習っているのね、と訊いたら「そうだけど、そうじゃない。肌の色とか関係なくって、人の権利についてとかやっているの」とのことです。

 

アメリカという国は、いろんな国の人達が集まってできているので、この週を通じて全ての人達の権利は「公平である」ということを学んでいるようです。

 

 

 

 

 

人生とは不公平である、ということ

@see http://www.hinchnewman.com/practice-areas/internet-law/internet-unfair-competition-litigation/

 

私がまたハーレムに住みだしたばかりのころ、近所にあった幼稚園で週2日ほどボランティアをしていました。そこには近所の黒人や中南米系の家族の子供たちが通っていました。ある子供が「そんなのアンフェアだ!」と叫んだ時に、黒人の校長先生が「そうだよ、人生とはアンフェアなんだよ(Yes, life is unfair.)」と言っていたのがとても印象に残っています。

 

アンフェアをどうやってフェアにしていくのか。道のりはまだまだ長いです。

 

 

りべるら (ライター)

この記事を書いた人:りべるら (ライター)

NYのハーレムに20年近く生息。1児の母。親子そろって丸坊主。旅をこよなく愛し、今でも時間あればリュックを背負って飛び立ちたいと日々思っています。

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