VMware ESXi非対応RAIDコントローラーでRAID1を構成してみた

ESXi_RAID_Header

 

今日もインドカレーを食べるインフラ担当の「やっさん」です。

 

やっさん人物紹介:やっさん(加藤)
オンラインゲーム会社や通信キャリアに常駐後、現在はサーバ構築・運用とセキュリティ担当。
得意技:Webサーバ/Webアプリケーションサーバの構築・運用
必殺技:スパイスから本格インドカレーを作る
Qiita:curryperformer-kato

 

ASUS P8H61-M LE/USB3

 

無料版のVMware vSphere Hypervisor(ESXi)をサーバ(ケースに収まっていませんが)にインストールしたところ、そのサーバでRAID1を構成したいと社長から相談を受けました。

 

ESXiは、OSによるソフトウェアRAIDや廉価なオンボード系のRAIDが使えません。そのため、RAIDコントローラーによるハードウェアRAIDでRAID1を構成する必要があります。

 

その際の検証の結果を紹介しますが、良識あるエンジニアの皆様は、絶対にまねをしないでください。

 

本来は、VMware社の要件を満たすAdaptec等でRAIDを構成する

VMware社 KB(Knowledge Base)のESXi/ESX をインストールするための最小システム要件の中で、要件を満たすRAIDコントローラーとして、以下のものが掲載されています。

  • Dell PERC (Adaptec RAID または LSI MegaRAID)
  • HP Smart Array RAID
  • IBM (Adaptec) ServeRAID コントローラ

Google検索で確認したところ、これらのRAIDコントローラーでなければ認識しないというブログ記事も複数見つけました。

 

そこで、これらのRAIDコントローラーの価格をAmazonで調べますと、安くて3~4万円台でした。

 

ハードウェアRAIDを構成するうえで、前述のRAIDコントローラーが必要という旨と価格帯を社長に報告し、了承を得たので、購入を進めることになったはずなのですが……。

 

数日後、社長カトーが突然「やっぱり面白くないよね、値段高いしさ!秋葉原でもっと廉価なものを探してきて、それで検証してよ」と声をかけてきました。

 

全く仕方ないほどのジャンク好きです。仕方がないので、秋葉原で購入した玄人志向のRAIDコントローラを用いて、ESXiをインストールしたサーバでRAID1を構成してみます。

 

繰り返しますが、VMware社は、このRAIDコントローラーでの動作を保証していませんので、もしも検証される場合は、自己責任でお願いします。

 

玄人志向でESXiのRAID1構成を検証する

そんなわけで、記事冒頭の写真に写るASUSのマザーボード「P8H61-M LE/USB3」に、秋葉原で購入した玄人志向のRAIDコントローラー「Marvell社製 SATA3RI2-PCIe [SATA3 インターフェースボード]」を追加して、RAID1を構成します。

 

RAIDコントローラー 玄人志向 設定1

 

まずは、ASUSのマザーボードにRAIDコントローラーを追加します。その後、電源を入れてすぐにキーボードの[Ctrl]+[M]を同時に押します。

 

すると、上記の画面が表示されますので、設定を進めていきます。

 

RAIDコントローラー 玄人志向 設定2

 

[HBA 0: Marvell 0]で[Enter]キーを押しますと、[Configuration Wizard]が表示されますので、再度[Enter]キーを押します。

 

RAIDコントローラー 玄人志向 設定3

 

[HDD 0: ST380013AS]と[HDD 1:ST380013AS]にそれぞれカーソルをあわせて、[Space]キーを押しますと、左横に*がつき、RAIDを構成するディスクとして選択されます。

 

RAIDコントローラー 玄人志向 設定4

 

[Enter]キーを押します。

 

RAIDコントローラー 玄人志向 設定5

 

[Hyper Duo]にカーソルを合わせて[Enter]キーを押し、[↓]キーを押してRAID1を選択して、[Enter]キーを押します。すると、[Hyper Duo]の表示が[RAID Level]に変わります。

 

RAIDコントローラー 玄人志向 設定6

 

[Stripe Size]で64Kを選択します。

 

RAIDコントローラー 玄人志向 設定7

 

[Next]にカーソルを合わせて[Enter]を押すと、[Create Virtual Disk]というダイアログが表示されますので、[Y]キーを押します。これで、RAIDコントローラーの設定は完了です。

 

RAIDコントローラー 玄人志向 設定9

 

[F10]キーを押しますと、[Do you want to exit from Marvell BIOS Setup?]というダイアログが表示されますので、[Y]キーを押します。すると、再起動します。

 

ASUS EFI BIOS Utility

 

再起動しましたら、[Del]キーを押し、ASUS EFI BIOS UtilityのAdvanced Modeで確認しますと、起動デバイス選択の項目で、RAID1を構成したHDDが「Marvell Raid VD 0」と表示されています。

 

RAID1を構成したHDDをESXiのデータストアとして追加する

VMware vSphere Clientからアクセスして、先ほどRAID1で構成したHDDを、ESXiのデータストアとして追加します。

 

まずは、RAIDコントローラーが認識されているかを確認します。

 

ESXi_Storage_1

 

ESXi_Storage_2

 

次に、[ストレージの追加]をクリックし、データストアの追加を行います。

 

ESXi_Storage_3

 

ESXi_Storage_4

 

ESXi_Storage_5

 

ESXi_Storage_6

 

ESXi_Storage_7

 

ESXi_Storage_8

 

ESXi_Storage_9

 

ESXi_Storage_10

 

なお、玄人志向では、Adaptecのように、ESXi用ドライバを配布しておりません。玄人志向のRAIDコントローラーに付属しているのは、WindowsOSをインストールした後に入れるドライバ(CD)のみのため、ドライバは当てておりません。

 

・・・・・・と、そうこうしているうちに、社長カトーが「昨日さ!秋葉原のジャンク街で格安の(VMware社の要件外の)RAIDカードと新品SASゲットだぜ!これでもRAIDを組めるかな!?」と声をかけてきました。

 

もうすこし、苦難が続きそうです。

やっさん(加藤)

この記事を書いた人:やっさん(加藤)

オンラインゲーム会社や通信キャリアに常駐後、現在はサーバ構築・運用とセキュリティ担当。
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